<   2013年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧

トロント出張記

今週は出張でカナダのトロントにいます。本日火曜日は滞在3日目です。先週日曜にトロントに到着し、今週土曜日の昼までこちらにおります。
毎日1人寂しく仕事をしており(^_^;)、仕事以外のプライベートを日記にしてみました。

早朝起きてマラソンをしました。私のホテルはオンタリオ湖に面しているのですが、流氷です。
とても寒そうに見えますが、それでも-5℃くらいでニューヨークとさほど変わらない寒さです。
d0235123_10234479.jpg
トロントダウンタウンの街並み。新旧混合でなかなか素敵ですね。
d0235123_10244241.jpg
新聞ボックスがかわいく並んでいたので、撮影してみました。
d0235123_10253531.jpg
クイーンズパーク、この建物は公園管理局です。
d0235123_1027366.jpg
朝ごはんにはとても人気があるエッグベネディクトのお店に行ってみました。
Lady Marmalade
d0235123_10304579.jpg
カリッとしたマフィンとベーコンにとろとろのポーチドエッグが添えられています。サラダもとても新鮮な野菜で、ポテトは揚げられたばかりでアツアツでした。平日の朝8時くらいに来訪しましたが、次々とお客さんが入ってきました。休日であれば結構混むはずです。
d0235123_1033059.jpg

そして遅めのランチとして、チャイナタウンに繰り出してみました。
北米の中規模以上の都市であれば必ずどこにでもあるチャイナタウン。トロントはサンフランシスコと並んで大規模なチャイナタウンがあることで知られていますが、中国人の活気、商売気の強ささらに団結力にはどこに行っても驚くばかりです。
d0235123_10415376.jpg
日本人も海外で生活する中国人から学べるものは多いのではないかと思います。
正式にジャパンタウンと言われている場所は北米だとサンフランシスコとロサンゼルスにあるだけでしょうか。でもあの両方とも最近は治安が悪化していて、廃れてしまっています。

トロントのチャイナタウンは北米で最もおいしいと言われているそうで、インターネットでいろいろ調べて、Mother's Dumplingsに行ってみました。
入口の張り紙。曲がっていても気にしないところがまたいいですね(笑)。
d0235123_10473940.jpg
d0235123_118515.jpg
私はポークとチャイブの水餃子を頼んでみました。とてもジューシーでおいしかったです。
ただオーダーが12個からで1人だと多くの味は楽しめないのが玉にキズです。
お店の人たちはとても親切で、1人でしたが楽しいランチタイムを過ごすことが出来ました。

今日の終業後はイートンセンターというトロントで最も大きいショッピングセンターでウィンドーショッピングをしていました。
出店されているお店はアメリカとほとんど変わりないです。
d0235123_111332.jpg

ホテルまでの帰り道です。CNタワー、オフィス、コンドミニアムのライトアップが美しく融合していますね。この風景を見てトロントに来た実感がわきました。
d0235123_1131638.jpg
毎日夜は仕事したり読書をしたり、ホテル内のプールで泳いで過ごしています。

↓ブログランキングに参加しています。もしよろしければ下記のアイコンのクリックをお願いいたします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 OL日記ブログ キャリアOLへ
にほんブログ村
[PR]

by kanagourmet | 2013-02-27 11:12

グッケンハイム美術館とセントラルパークで過ごす休日

先週日曜日のお話になりますが、1人で自宅近くのグッケンハイム美術館とセントラルパークで束の間の休暇を過ごしていました。
(最近毎日忙しくてブログがなかなかアップできておりません(>_<))

とても良い天気だったので、朝起きてセントラルパークへ。
今日はサイクリングをしました。
d0235123_141592.jpg
寒そう・・・。
d0235123_1444745.jpgd0235123_1424135.jpg
この日は朝10:00過ぎでもマイナス7℃と寒かったので、いつもマラソンする人でいっぱいのセントラルパークは皆無です。ましてやサイクリングなんて・・・(^^;)
d0235123_143910.jpg
いつも私が思索に耽っているセントラルパークのブランコです。ここは必ず週に1回は来て、1週間の出来事を振り返って、色々考えています。
d0235123_1491425.jpg

そして自転車を停めて、グッケンハイム美術館へ。
d0235123_14104476.jpg
アメリカ人建築家で、近代の3大建築家の1人と言われているフランク・ロイド・ライトが建築した建物です。
現在内部はこのように装飾されています。
d0235123_14135777.jpg
アップして見ると、ビニール袋の中に色水が入っているだけのディスプレイです。でもこれが幾層にも重なり合うとこんなにも綺麗に見えるんですね。
d0235123_1416720.jpg
まずはブランチとして、美術館内にあるThe Wrightへ。
ここは建築家のフランク・ロイド・ライトの名が付けられています。
d0235123_14211515.png
こちらで、なすと赤ピーマン、ゴートチーズのテリーヌとチキンのカツレツを食べました。
現代アートの美術館内にあるレストランらしい内装です。このレストランは元々評判が良かったのですが、ほぼその通りだと思いました。テリーヌのコンビネーションは他に類を見ないもので、こってりと練られたなすと赤ピーマンに対し、酸味の利いたゴートチーズがアクセントになっていました。
チキンのカツレツも付け合せのガーデンサラダもとてもおいしかったです。

ところで今日は「gutai展」を見学しました。
d0235123_14245335.jpg
これはなんと日本の現代美術展です。知らなかったのですが日本の「具体美術」という現代美術の流派があって、これは1954年に兵庫県芦屋市で結成された団体とのことです。名前の由来は「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」という思いをあらわしています。自分の感情が赴くままに、具体的に表現しているために「具体美術」なんですね。作品を鑑賞していると、どうしても具体の対極にある「抽象」的な芸術をイメージしてしまいます。
「具体」は、「これまでになかったものを作れ」というリーダーの厳しい指示と、公園や舞台、空中を使う展覧会などリーダーが繰り出す企画に刺激され、奇想天外な発想でユニークな作品を次々と生み出しました。それらは当時、国内ではほとんど注目されませんでしたが、海外で高い評価を受け、"GUTAI"の名は1950年代後半から欧米の美術界で広く知られるようになりました。

海外では至るところで何度も回顧展が開かれているそうです。
浮世絵以外に海外で評価が高い芸術が日本にあったとは知りませんでした。
作品はこちらです。
d0235123_14254386.jpg
d0235123_14261066.jpg
この美術は戦後に生まれたものですが、当時の鑑賞者にはこの芸術が近未来的過ぎたのではないかと思いました。実際リーダーの他界後、後継者不在でこの美術は終焉を迎えました。
現代であれば様々な芸術が受け入れられているので、今からでも現代日本への普及は遅くないのではないかと思いました。作品の横にパネルで作品の説明も加えていただきたいです…(笑)

gutai展は2013年3月8日まで開催されています。詳細はこちらです。

この後はアッパーウェスト経由でハドソン川まで出て、川沿いに南下して自由の女神を対岸まで眺めに行きました。自由の女神から自宅まで自転車で走りましたがちょうど1時間くらいでした。
以外と近いものです(^_^)

↓ブログランキングに参加しています。もしよろしければ下記のアイコンのクリックをお願いいたします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 OL日記ブログ キャリアOLへ
にほんブログ村
[PR]

by kanagourmet | 2013-02-24 14:16

メトロポリタンダイニングと美しき友情

先週金曜日は会社帰りにIreneと待ち合わせしてメトロポリタン美術館に行ってきました。
今回はいつもの美術鑑賞とは違って、メンバーズダイニングでのディナーのために来訪です。

メトロポリタン美術館にはいくつかレストランがあり、私はいつも地下のカフェテリアか2階のバルコニーバーで食べていますが、今回はIreneからのお誘いで美術館のメンバーや美術品のパトロンだけに公開されているメンバーズラウンジに行ってきました。

Member's Dining room at Metropolitan Museum
d0235123_9252315.jpg
正直なところ、ハイソなお友達がいると遊ぶところもこんなに違うのだと思いました(笑)
Ireneは特別です(^.^)
私はいつもよりちょっとおしゃれして、ダイニングに足を踏み入れるのも少しドキドキでした。

私たちはSeasonal Prix-FixeとWine Pairingをオーダーしました。
Warm Belon Oysters and Caviar Baby Leeks
d0235123_9283697.jpg
ワインはHonig, Sauvignon Blanc, Napa Valley, California, 2011です。

Dover Sole Green Grape, Champagne Sabayon, Salsify
d0235123_9312140.jpg
ワインはJoseph Drouhin, Domaine de Vaudon, Chablis, France, 2010です。

Roasted Cervena Venison Chestnut Spaetzle, Winter Melon, Kale, Grand-Veneurd0235123_9324553.jpg
ワインはTenuta di Nozzole, Chianti Classico Riserva, DOCG, Tuscany, Italy, 2004です。

デザートです。Triple Chocolate Truffle Torte Raspberry Prosecco Sorbet
d0235123_9353921.jpg
デザートワインはChâteau Laribotte, Sauternes, France, 2005です。

さすがメトロポリタン美術館のメンバーとパトロン向けに公開されているレストランだけあって、美術に詳しいお客のために盛りつけがとても美しいです。1つ1つが美術の作品のようです。
味はとても繊細で薄味で日本人のお口にも合うと思います。

こちらはディナーも良いのですが、ランチにもまた来てみたいと思いました。
このレストランはセントラスパークを一望できるロケーションにあるので、こんな素敵な風景の中ランチができます。
d0235123_9431267.jpg

ところで今日書きたかったのはレストランのお話だけではありません。Ireneと食事しながらゆっくり語っていたのですが、私たちの友情についてです(^^)
マンションの部屋が隣で挨拶して仲良くなったのは今から1年3ヶ月前です。みんなには「月9の出会い」とよく言われたものです。
それから会社の帰りや休日によく遊びに出かけるようになり、お互い仕事が忙しく毎日夕飯が作られないので、順番づつ作って一緒に食べたりしていたのも、本当に貴重な思い出です。彼女が韓国料理を作って私が和食を作って、Cooking Exchangeですね♪
家が隣であるため、とても会いやすく、寝る前にちょっとIreneの部屋のチャイムを押してドア越しに話すこともよくあり、彼女は私にとって家族のような存在です。
(今は結婚したので、このマンションを出て2ブロック先に住んでいます。それでも近いですよね!)

私たちは人生論、キャリア、美術、料理、ファッション等の人生哲学から趣味まで全部がぴったりと合うんです。
全く違う国と文化の中で育ってきたのにも関わらず、ここまで一致するのは本当に驚きます。
価値観、キャリアをこれからどう進めていくか、ロールモデルの女性について深く語ったかと思いきや、ちょっとふざけた話をしたり、共通の趣味である美術を鑑賞したり、独自の料理レシピを交換したりと、話は尽きないです。

時々テレパシーさえ感じることもあります。
同じ内容のメールを同じタイミングでお互い送り合ったりすることもあります。例えば私が朝起きて、昨晩2人で話した事の感想をメールで送ったとしたら、彼女も同じタイミングで同じ内容を私に送っていたりするのです。
以心伝心ですね。ここまで行くとちょっと怖いかな、なんて(笑)。

とにかく、私のニューヨークでのプライベートはほとんど彼女との生活と言えるほど、大きな影響を受けました。英語も全て彼女から教えてもらったので、英会話教室は行く必要がなくなりました。
彼女と話しているときは自分が英語を話しているという感覚がなく、まるで日本語で話していると思えるほどナチュラルです。

私たちはお互いの幸せを祈り合える、一生大事な友達です。

今日は2人の友情ヒストリーを語りながら、ゆっくりディナーをしました。
私はいかに彼女が自分にとって大事な人かを改めて感じたので、少し涙ぐんでしまう時もありました。
(ダメダメ、こんなハイソな場所で感情的になっちゃ)

いつもだけど、ありがとうIrene♥

帰りはレストランから出口までは誰もいなくて静まり返った美術館内を歩くことになります。
束の間の私たちだけのメトロポリタン美術館です(^.^)
d0235123_1085067.jpg
いつも混雑しているメイン階段も静まり返っていました。
d0235123_1095338.jpg


↓ブログランキングに参加しています。もしよろしければ下記のアイコンのクリックをお願いいたします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 OL日記ブログ キャリアOLへ
にほんブログ村
[PR]

by kanagourmet | 2013-02-18 10:14

アートで巡るワシントンDC 3日目

この旅行中2日間の朝ごはんはホテル近くのWhole Foodsのデリで食べていました。
今朝もスープとパンを買って1人で食べていたら、隣に座っていた日本人男性に声をかけられました。
「旅行で来られた方、、、ではないですよね!?アメリカ生まれの学生さんですか?」とのことです(笑)
最近初対面の方には必ず、こっち生まれこっち育ちの人と言われます。
3年も住んでいるとアメリカに馴染んで、雰囲気までアメリカンになるものでしょうか(^^♪

その紳士はワシントンDC在住で世界銀行で働いている人なのですが、この方と朝からお話が盛り上がり楽しかったです。世界銀行の仕事や日常生活のお話を聞いていたのですが、話が尽きなくて、結局朝ごはんなのに1時間少し話し込んでしまいました。
ワシントンDCで勤務している日本人の方は、そのほとんどが世界銀行勤務か官僚の方とのことで、ニューヨークと違って、民間企業勤めの人は少ないそうです。

私の仕事の話もしたのですが、その紳士曰く「そのサービスは自分も使っているし、友達にも紹介しました。すごくいいですよね!」と言ってくれて、いつもニューヨークでしか仕事していない私ですが、自分の仕事がワシントンDCでも知ってもらえているサービスなのかと思うと嬉しかったです!
またどこかでお会いできることがあれば嬉しいです(^.^)

今日はNational Galleryの東館で現代美術を鑑賞後、国会議事堂、国会図書館を見学に行きました。

National Galleryの西館から東館へ行く間の通路です。何かのアトラクションみたいですよね。
d0235123_1491340.jpg
東館のエントランス(こちらは昨夜に撮影です。)
d0235123_2328582.jpg

では早速東館の美術のハイライトをご紹介します。
ブルース・ナウマン 15組の手d0235123_2333853.jpg

ブルース・ナウマンは現在も活躍する有名なアメリカ人現代美術家で、作品は彫刻、パフォーマンスアート、ビデオアート、インスタレーション等多岐にわたります。欧米を中心に回顧展が開かれており、ニューヨークのMoMAやロンドンのテートモダン等に作品が展示されています。
また米紙タイムでビジネス、政治、法学等の全業界から選出される「世界で最も影響力のある100人」の中で現代美術家としてノミネートされています。
そんな彼の作品です。
私はこの作品を鑑賞して思い浮かんだ言葉は「共生」です。
d0235123_23505442.jpg2つの手が織り成す形はここでは15種類が彫刻としてシンボル化されて展示されていますが、実際は無限です。
2つの手が共生、協力することによる可能性は無限だということを示しているように感じました。
ちなみにこの2つの手を1人の右手と左手と見るか、1人の人間の手と見るかは鑑賞者の方次第だと思います。私は前者と読み取りました。2人で協力すればできることは無限大に広がるのかもしれません。

マーク・ロスコ 無題
d0235123_23581100.jpgマーク・ロスコは20世紀に活躍したアメリカ象徴表現主義の代表的な画家です。彼は非常に真剣質でこだわりのある人でした。様々な美術館が彼の作品の購入を申し出ましたが、1つの空間に自分の全作品を展示することを主張したため、美術館同士の協議により現在はロンドンのテート・モダン、ワシントンDCのナショナルギャラリー、そして千葉県佐倉市の川村記念美術館の3つに別れて展示されています。
ところでこの絵画を観て多くの方は、黒色と灰色で塗ればよくて、自分でも描けそうと思われるかもしれません。私も美術オタクでなければそう思うと思います(笑)。私はこれを観て北極大陸の夜をイメージしました。
命あるものがほとんどなく、静寂だけが永遠と続く大陸の夜です。「無限」という言葉がふさわしい絵画だと思います。鑑賞するべきことは、黒色と灰色に塗られたキャンバスではなくて、この単色によって北極と永遠の静寂を描き出そうとしたロスコの感性なのだと思います。

アンリ・マティス 切り絵
d0235123_055356.jpg
マティスをご存知の方は多いのではないでしょうか。
フランスで19世紀後半から20世紀にかけて活躍した画家で、「色彩の魔術師」と言われていました。
彼はゴッホやゴーギャンといった後期印象派の影響を受け、原色を用いて自由な絵画表現を行っていました。しかしながら加齢に伴い、彼の作品は体力が必要とする油絵から切り絵に変更されます。助手たちに用意してもらった色紙をハサミを用いて切っていくことで彼の感性で読み取った南フランスの自然を表現しました。
そして彼のアトリエの壁をポップな切り絵で飾っていきました。
この2つの切り絵は彼のアトリエの壁をこの美術館に移築したものです。
私が鑑賞したときは、小学校の美術の授業で子供たちも来ていました。
こんな世界的に有名な絵画の前で授業なんて羨ましすぎます(^.^)

ちなみにこの絵画は非常に繊細であるため、鑑賞時間が限られています。月~土は10:00~14:00、日は12:00~16:00です。

そして長く鑑賞したナショナルギャラリーをあとにして、国会議事堂を見学しに行きました。
d0235123_114291.jpg
この建物は1850年~60年にかけて建造されて、現在のような姿になりました。ローマのパンテオンを模倣して制作されており、ワシントンDCはこの建物を基点に区画整理されています。
昨日一緒にご飯食べたGraceはここの隣の建物で働いているそうです。アメリカ政治の最前線ですね!
国会議事堂はツアーでのみ内部見学可となっているのですが、事前予約をおすすめします。国会議事堂のHPから無料で予約できます。いつでも混んでいるので、最低見学の2日前には予約されたほうがいいと思います。

内部ツアーは約30分です。
ロタンダ(円形大広間)
d0235123_123489.jpgd0235123_123269.jpg
天井を見上げると上の写真のフレスコ画が目に飛び込んできます。これはブルミーディの「ワシントンの礼讃」です。
初代大統領であるジョージ・ワシントンへの崇拝をフレスコ画で表現しています。
円形広場の四方に飾られた絵画はアメリカ史上の出来事が描かれています。

ところで、案内してくださるのは近所に住んでいるリタイアされたお爺さんやお婆さんなのですが、毎日毎日30分づつ同じ説明して飽きないのかなと思いました。30分づつの一期一会で、「教え子」たちの成長を見られるわけでもなく、ディスカッションが出来るわけでもないです。
私だったら飽きてしまうと思います。実は新しいことにチャレンジすることよりもルーチンで慣れていることに対してモチベーションを保ちつつ継続してくことのほうが遥かに難しいことなのかもしれないと思いました。
国会議事堂見学の感想とはかけ離れたコメントですが・・・。

次に訪れたのは国会議事堂の隣にある議会図書館です。こちらは1800年にジョン・アダムス大統領が首都をフィラデルフィアからワシントンDCに移転した際に建造された、世界最大規模を誇る図書館です。
d0235123_141383.jpg
ここは図書だけではなく、写本、楽譜、楽器、版画も所蔵されており、アメリカ史に関連した展示室もあります。
もう図書館という枠組みを超えて、博物館の域に入っていると思います。
特にトーマス・ジェファソン館は必見です。
d0235123_1394483.jpg
こんな豪華な場所で落ち着いて読書はできないですよね(^_^;)
この議会図書館は全部で1億3800万点以上の図書を所蔵しているそうです。気が遠くなるコレクションです。

グレイト・ホールはとても壮麗です。たくさん観光してきたヨーロッパでも中々ここまで豪華な建物はありませんでした。目を見張る美しさです。
d0235123_151043.jpg
d0235123_1512668.jpg


*******************************************

さて、長く続いたワシントンDC旅行記はこれにて終了です。
日常を送っているニューヨークを離れて、週末にちょっとした気分転換ができた上に、多くの美術からインスピレーションを受け、多くのことを考え、自分にとってはかなり実り多き旅行でした。
友人のGraceに会えたのもとても嬉しかったです。

ワシントンDCは本当に見る場所が多くて、3日間では到底回りきれません。またいつか旅行したいなと思いました!

↓ブログランキングに参加しております。もしよろしければ下のアイコンのクリックをよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 OL日記ブログ キャリアOLへ
にほんブログ村
[PR]

by kanagourmet | 2013-02-18 02:06

アートで巡るワシントンDC 2日目

2日目は朝からNational Galleryに行きました。スミソニアン美術館に属する施設は全部入場料が無料と言うのが驚きです。
d0235123_1118127.jpg
ここは13世紀から現代までの絵画や彫刻を中心とした西洋美術が所蔵されており、作品数は11万6千点にもなるそうです。西館は西洋絵画と彫刻、東館は現代アートが展示されています。1日で見て回るためにはハイライトに絞って見学する必要があります。入口では日本語の音声ガイドを無料で貸出しているので、それを手にして巡ります。
エントランスの円形広場はとても開放感があります。
d0235123_11542087.jpg

丸1日西館を鑑賞して心に残った作品をご紹介します。
d0235123_1122276.jpgレンブラント 「自画像」
レンブラントはフェルメール、ハルスと同じく17世紀を代表するオランダ3大画家の1人です。17世紀のオランダは東インド会社を経営し、植民地主義を邁進させ、海上貿易で成功を収め、世界で最も裕福な国家でした。そして国王や裕福な商人たちがパトロンとなり画家に注文をし、絵画を奨励してオランダ絵画も最盛期を迎えました。レンブラントの絵画の特徴は独自のインパストという厚塗り法で絵画に抑揚をつけていることと、人間の内面を描き出しているというところです。特に後者についてはこの自画像を見るとはっきりとわかります。
彼は自画像を多く残しているのですが、それぞれ全く写りが異なります。若かりし頃から年配までの自画像は自信に満ち溢れている一方で60歳頃のこの自画像はそんな影は見られず、やつれたレンブラントが描かれています。ちょうどこの時レンブラントは自身の浪費癖がたたり、破産をしてしまいます。そして妻、息子にも先立たれ、窮地に陥っています。彼の人生の悲しみがこの絵画に現れています。
この絵画の前に立つとレンブラントと目が合います。私はちょっと恐れおののいてしまう気がしましたが、レンブラントは鑑賞者に人生の教訓を今にも語りだしそうです。
d0235123_11564683.jpgラ・トゥール 「マグダラのマリア」
このテーマはラ・トゥールが得意としており、メトロポリタン美術館でも同じタイトルの絵画があります。「炎の達人」と言われ、炎を中心に置いた作品が多く、永遠に続きそうな静謐な深夜の一瞬を描いています。ラ・トゥールは炎を世の儚さの象徴として描いています。マグダラのマリアとは聖書論争はありますが、娼婦だったと言われており「懺悔」の気持ちを込めて描かれることが多い聖人です。彼女はこの絵の中で過去を悔い改めています。骸骨は死を表し、骸骨に手をのせる行為はその人の信心深さを表しています。ここからは私の推測ですが、この絵画は懺悔のあまり死も辞さないマリアの心情を表している作品なのではないかと思いました。
絵画が表しているものや画家からのメッセージを想像しながら鑑賞するのってとても楽しいなと思います。絵画は「大人のなぞなぞ」です(笑)
d0235123_12542185.jpgコプリー 「ワトソンと鮫」
これは私が深く共感させられた作品です。
ワトソンは実在した人物で14歳の時にハバナで漁に出かけた時にサメに襲われてしまい、片足を失ってしまいます。その後留学でロンドンを訪れていたワトソンは、この絵画の作者であるコプリーと出会います。2人は友達となり、コプリーがワトソンに贈った絵がこれでした。これは後にロンドン市長となるワトソンの大のお気に入りで、彼が設立したロンドン市内の病院に長いこと飾られていたようです。
でも疑問が残ります。悪い思い出であるはずのサメに襲われた出来事を絵画にして大事にするのでしょうか。
その理由が説明されていたのですが、ワトソンはその後片足がないというハンデを抱えながらも、人一倍努力を重ねて大成します。後に振り返り自分が頑張ることができたのもこの片足がなくなった経験からだと思うようになり、サメに襲われた経験は逆説的にも彼にとっては、大事な経験だったというわけです。
病院にこの絵が飾られていたのも、病気から打ち勝って欲しいというワトソンから患者へのメッセージが込められていたそうです。
すごくポジティブな方ですよね!

さて、絵画鑑賞に疲れた頃には1階にあるガーデンカフェで遅めのランチを食べました。ここは美味しいととても評判で、実際私も大のお気に入りとなり、次の日もリピートしてしまうのでした。
噴水の周りに席が置かれており、ビュッフェ形式です。野菜のメニューが豊富でした。
ニース風サラダと有機にんじんとターニップのサラダがとても美味しかったです。ワインのおつまみになるチーズも5種類ほど用意されていました。
d0235123_13272784.jpg
ほろ酔いのあとはミュージアムショップへ。
美術のデパートですね!ここで1日過ごせるかもと本気で思いました。本を立ち読みするのも本当に楽しいです。
d0235123_13344739.jpg


このあとはフィリップスコレクションに行きました。
d0235123_1346827.jpg
ここはアメリカ最初の個人が有する現代美術館です。美術館は所有者であったダンカン・フィリップスの邸宅を改装しています。フランスの印象派絵画を中心に3000点以上を所蔵しています。

なんと言ってもここの代表作品はルノワールの「舟遊びの昼食」です。
やっと出逢えました!!
d0235123_13521055.jpg
私のニューヨークの部屋のリビングルームにも大きなこの絵画を飾っています。
やはり印象派の絵画は色彩が豊かなので、こういう絵を飾ると部屋がとても明るくなります。

この絵はイル・ド・フランスのシャトゥーという街のセーヌ川に浮かぶ島にあるレストランが舞台となって、そこで楽しそうに昼食をとる男女が描かれています。
今にも笑い声や食器が触れ合う音が聞こえてきそうですね。

フィリップスコレクションはナショナルギャラリーの規模とは全く異なり、とてもこじんまりとした美術館です。
こんなふうに絵画とじっくり向き合うこともできます。贅沢なひとときですよね。
d0235123_14305481.jpg


ゆっくり絵画鑑賞をしたあと、今晩はDC在住のコリアンアメリカンのGraceとディナーに行きました。
彼女がフィリップスコレクションまで車で迎えに来てくれて、DC市内をドライブしながら案内をしてもらい、美味しいと評判の韓国料理屋さんに連れて行ってもらいました。
彼女はIreneと並んで、私が「英語で話していても日本語を話しているかのように感じる」くらい一緒にいて気楽な友達です。車の中もレストランでも笑いっぱなしでした(^.^)
彼女はUS議会のジャーナリストで、アジアの国際関係を担当しています。最近書いた記事の話やプライベートの話をしてとても楽しいひと時でした。Graceは大学院留学で初めてアメリカに来たのですが、そのままアメリカ議会で働くこととなり、現在6年目だそうです。こちらの就職事情は私もわかっていますが、留学でいきなり来た外国人が永住権までサポートしてもらってアメリカで働くというのは物凄く稀です。彼女の努力は並大抵のことではなかったと思います。d0235123_13471512.png
楽しい夜をありがとう、Grace♪

今日も美術を通して、様々なことを考えて実り多き1日でした。
[PR]

by kanagourmet | 2013-02-15 14:39

アートで巡るワシントンDC 1日目

先週末は前日に決断を下し、1人でワシントンDCを2泊3日で旅行してきました。
美術館や博物館ばかりを巡ってきたのですが、毎日アートに没頭してとても楽しかったです。
ニューヨークに住んでいると主な旅行先は飛行機に乗って南米方面やカナダ、アメリカ国内が主流ですが、「灯台もと暗し」と言いましょうか、ワシントンDCは芸術溢れるとてもおしゃれな街であることに気がつきました。とても楽しくて3日間はあっという間に過ぎました。

宿泊したのはこちら、Hotel Lombardyです。何でもワシントンDCは極めて出張者が多いので、平日のホテルのレートはとても高く、対して休日はその半額ほどになるとのことです。
このホテルも4つ星であるのに$90/泊とお得な料金でした。
d0235123_11222236.jpg

まずはじめに行った美術館は国立女性芸術美術館です。ここは世界で唯一の女性の芸術家にスポットを当てた美術館です。d0235123_1130590.jpg
設立者のWilhelmina Cole Holladay氏(左写真の女性)は美術館に展示されているのは男性芸術家による作品ばかりであるということに疑問を持ち、女性芸術家による作品の収集を始め、1987年にこの美術館が開館しました。氏は16世紀のヨーロッパ絵画から現在に至るモダンアートまで約4,000点を収集し、大体その1/15くらいがこの美術館に展示されています。(残りは貸し出されていたり美術館の倉庫に眠っています。)
この美術館はとてもこじんまりとしているのですが、館内はとてもきらびやかです。
d0235123_1146760.jpg
エントランスにいた受付の女性に色々質問していたら、「そんなに興味あるなら私が案内してあげる」ということで、即興で美術館ツアーをしていただきました(^_^)
ビアンカ、本来の受付業務は大丈夫なのでしょうか(笑)??

d0235123_11473262.jpgフローダ・カーロ 「レオ・トロツキーに捧げた自画像」
これはメキシコ現代画家であるフリーダのかなり有名な作品です。
旧ソ連の革命家、レオ・トロツキーはスターリンとの権力闘争に敗れ、トルコ、フランス、ノルウェーと8年間逃亡生活を続け、メキシコに亡命してきます。フリーダはメキシコ政府からの要請により、トロツキーを自分の家に匿います。そして30歳も年齢が離れているのに禁断の恋に走ってしまいます。この自画像はトロツキーにプレゼントした絵画で、フリーダは彼への手紙を手に持っています。革命家と情熱的な画家の恋は実ることはなく、トロツキーはスターリンが送った刺客より暗殺されてしまいます。これは悲恋に見舞われた絵画です。
d0235123_11593728.jpgジョージア・オキーフ 「Jack in the pulpit」
ニューメキシコ州を舞台にした20世紀の画家で、花や風景、動物の骨を優美に描いた画家です。1920年代には、「生きた芸術家にこれまで支払われた最高額」(当時の$25,000)の記録を出しますが、彼女はニューメキシコ州、サンタ・フェ郊外の掘っ立て小屋とも言えるような場所に居を構え、老後はひっそりとアーティスト活動に勤しんでいました。彼女の波乱に満ちた人生は「ジョージア・オキーフ」という映画にもなっているようです。是非観てみたいです。
d0235123_13174076.jpgサラ・ベルナール 「ピエタ」
フランスの19世紀から20世紀前半に活躍した超有名女優であるサラは大変貧しい家に生まれ、両親がいないため幼少期を修道院で過ごします。少女時代は演劇の学校に通いつつ夜の仕事をして生計を立て、22歳で踏んだ舞台で、類稀なる才能を認められ、「聖なるサラ」と呼ばれ、19世紀で最も有名な女優にまでなります。彼女は演劇だけではなく彫刻家としての才能もあり、このピエタを制作したそうです。
d0235123_13262475.jpgアルマ・トーマス 「オリオン」
ワシントンDCで育ったアフリカン・アメリカンであるアルマは美術の先生として働いていましたが、リタイア後に本格的に抽象絵画を描くようになります。フランスの画家アンリ・マティスの影響を受け、原色を多用し、激しいタッチの抽象画が彼女の主な作品です。この絵画は70歳の時に描いたものだそうです。
d0235123_13345631.jpgPetah Coyne 「無題」
彼女は現在も活躍する彫刻家で、主にロウを主体とした作品が多いです。このドレスもロウで出来でおり、これが意味するものは「少女の夢」だそうです。何でも、幼少期はピンクのドレスのように夢見がちであるけれど、大人になるにつれて、社会的なプレッシャーや諦めなどで、幼少期の夢が硬直し、崩壊していく様子を溶けていくロウのドレスで表現しているとのことです。
これは自分の中で特に印象に残る作品で、鑑賞しながら自分の幼少時代を思い出しました。夢見がちな少女の心では、世知辛い世の中は渡っていけないですもんね(^_^;)

d0235123_1352233.png館内のミュージアムショップでは女性画家に焦点を当てた美術本を発見しました。世界の女流画家の作品とその人の人生について書かれている本で、立ち読みしただけでもかなり興味深かったので、即購入しました。
絵画は画家の人生を映し出す鏡とも言えると思います。画家たちの足跡を追いながら作品を鑑賞するとまた見えてくることもあるのではないかなと思います。
ビアンカに案内してもらわなかったらこんなに深く鑑賞することはできませんでした。何でも話しかけてみるものですね!本当に感謝です。今から思い出してもかなりこの美術館は収穫が大きかったです。

そしてこの後はランチで偶然見つけたので、coco salaというモダンアメリカンのレストランに行ってみました。ここはチョコレートショップが食事も出しているという形態なのですが、とてもお店もお洒落で美味しかったです。フラットブレッドを食べました。
d0235123_1443934.jpg


そしてスミソニアン博物館まで歩いていく間にホワイトハウスを外から見学しました。
d0235123_148652.jpg
今日は晴天でとても旅行日和でした。

その後はハーシュホーン美術館に行きました。
ここは19世紀後半からの現代美術だけを専門に所蔵する美術館です。設立のきっかけは実業家のジョゼフ・ハーシュホーン氏が40年以上かけて収集した約6000点の絵画や彫刻を寄贈したことにはじまります。
d0235123_1417556.jpg
かっこいいデザインのエスカレーターホール
d0235123_14195391.jpg
特に私の印象に残った作品はAi Weiwei氏のMoon Chestです。
d0235123_14243692.jpg
切り抜かれた円を覗くとこんな風になっています。
d0235123_14253133.jpg
私はこの作品を観て、少し立ち尽くしてしまいました。

というのも、私はこの1つ1つの木の箱を「人」に、そして切り抜かれた円は人の「心」に例えてみました。木の円は微妙にずれていて、片方からもう片方の端の円は見えないようになっています。これは人々のすれ違う心なのかなと私には思えました。最近心がすれ違った経験はあるかなと考えながらじっくり鑑賞していました。

現在美術は自分哲学で鑑賞するものだと思うので、鑑賞の仕方に正解も不正解もないです。
人の価値観や気持ちによって幾多の鑑賞方法があります。これが楽しさだと思います。

そして夜はジョージタウンに行き、散歩をしてカクテルを飲んでホテルに戻りました。
ワシントンDCの地下鉄。どの駅もとても綺麗でした。
d0235123_14394737.jpg
レンガ造りの可愛らしい家並みが続くジョージタウン
d0235123_14415889.jpg
今日は1日美術のことばかりを考え、とても充実した日でした。
あー幸せです ♥

2日目の記事に続きます。
[PR]

by kanagourmet | 2013-02-13 14:47