The Barnes Foundationで美術と人生を考える

土曜日に1 Day TripとしてフィラデルフィアにあるThe Barnes Foundation(美術館)に行ってきました!!
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こちらは1922年にアルバート・バーンズ氏によって創立された美術館です。主にフランス近代絵画2500点以上のプライベートコレクションを一般公開しています。

こちらがエントランス
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紫陽花が綺麗でした★
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まず創立者のバーンズ氏についてご紹介です。
d0235123_126462.pngAlbert Coombs Barnes (1872–1951)
バーンズはフィラデルフィアの貧しい労働者階級の家に生まれますが、幼い頃から類稀に優秀であったため、奨学金をもらい、ペンシルバニア州立大学にて医師の資格を取得します。そしてドイツでの薬学研究の後帰国し、ニューヨークの富豪の娘と結婚します。バーンズはドイツで学んだ知識を基に銀化合物を発明し、製薬会社を設立します。そしてこの銀化合物が多くの感染症の治療に用いられることとなり、彼の会社は莫大な利益を挙げ、一気にバーンズは大富豪となります。
そしてこの富を基に20世紀初頭から趣味である絵画を世界中から買い集め始めました。ルノアール、モネ、セザンヌ、スーラ等、全部で2500点あまりです。趣味が興じて彼は美術本も著すようになり、コレクターというより研究者の域に入っていました。
そんな彼のコレクションは現在この美術館で鑑賞することができます。ただ厳格に入場制限がされているため、オンラインで事前に予約が必須となります。
結構予約が一杯になりやすく、大体3週間ほど前から計画立てて行かれることをおすすめします。
なお、館内は公共スペースを除いて一切写真撮影が禁止です。
そのため館内の美術を詳しく説明することができませんが、雰囲気だけでもご紹介します。

この美術館のメインとなるのはフランス近代絵画ですが、この殆どは印象派(Impressionist)と呼ばれるものです。モネ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなどご存知の方も多いのではないでしょうか。
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印象派発生の意義から書き出すとブログの範疇を超えてしまいますので、こちらでは割愛させていただきますが、印象派絵画とは19世紀前半にフランスで流行した、明るい色調を用いて軽快な筆致で描かれた絵画を指します。その前に主流であった写実主義とは一線を画し、明瞭性を欠く表現も大きな特徴です。
上記の絵画を見ればなんとなく雰囲気は伝わるかと思います。

ところでこのバーンズ・コレクションの最大の特徴は、バーンズ自らの手によって行われた絵画の展示方法なのです。
行く前の事前スタディーではなんのことを言っているのかよくわからなかったのですが、行ってみて一発でわかりました。
通常の美術館は絵画の配置は国別、年代別、画家別となっていますが、こちらでは何の関係もない絵画が彼自身のセンスで一緒に展示されています。例えばルノアールの女性の裸体画の隣に13世紀のビザンチン絵画が飾られています。

こんな感じです。(公共スペースのテレビを撮影しました)
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この配置の意図はバーンズしかわかりません。
ただ、絵画は全て左右対称にバランスよく配置されており、それぞれの絵画には色彩、光の効果、空間、線のいずれかの点において形式上の類似性が介在しています。
バーンズはこの一見すると関連性のない絵画を一緒に展示することについて「絵画のアンサンブル」という言葉で説明しています。
上記の写真を見てもお分かりの通り統一性があり、それぞれの絵画の相乗効果が発揮されているのではないかと思います。

美術館を美術史の本を片手にゆっくり鑑賞しながら、私は色々なことを考え巡らせました。
この絵画の配置はバーンズの美学に基づいて行われているものであるため、どんな意図だったのかを私たちが考えても、わからないのです。そして展示されている絵画もたくさん解説は存在するものの、本当はどんな意図で書かれたものなのかは、結局は画家しかわからないのです。
要は「全て正解はない」のです。言ってみればこれらの解釈には「無限の可能性」があるのです。
いきなり大きい話になりますが、私はこれは人の人生に通ずるものがあると思いました。
何が正しくて何が正しくないのか、それは人それぞれの解釈によります。
そしてそれによって、全然人生が変わるのです。
私も自分の人生とか今後のキャリアに迷いがあるのですが、それには正解はなく、全ては自分の価値観次第でいかようにも可能性が変わるということなんですよね。
絵画を鑑賞していると人生論についてまでも考えてしまいます。

そして手にしていた美術史本を館内で読んでいて感じたのですが、美術様式もその当時の時勢や文化を反映して柔軟に変化を遂げていきます。古いものを打破して新しいものを創り上げていくということを画家たちは繰り返していくわけですが、古代から現代の美術を追っていくのも1人の人間ドラマを見ているようで面白いです。試行錯誤して、新しい自分を創り上げていく過程を古代から現代の美術史に照らし合わせていました。

私が美術鑑賞が好きな理由はこういうところにあるのだと強く実感しました。
所有者の美学や美術史から自分の人生まで考え巡らせたり、画家の意図を自身で推理して画家からのメッセージを解釈したりする行為は全て「正解がない」というのが、面白いところだと思います。

さて、美術館をあとにしてからはフィラデルフィアの街を散策しました。
こちらは市庁舎です。ヨーロッパの街並みにそっくりです。
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ニューヨークへ帰るバスは11:00pm発だったので、バス待ちの時間はHotel Monacoのロビーで過ごしました。可愛い内装です。
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ニューヨークのポートオーソリティーバスターミナルに到着したのは、2:00am近くでした。
タイムズスクウェアから家まで歩いて帰宅です。このあたりは本当に眠らない街で、ネオンで目が覚めました。
美味しそうなピザです(^_^)
食べたかったけれど、ガマン、ガマン。
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1人遊びの楽しい休日でした!!

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# by kanagourmet | 2013-06-17 05:50

ジャマイカ スラム地帯を行く

ニューヨークに戻ってきて普通の毎日を送っていますが、1週間前は自分がジャマイカにいたことが信じられません。
あまりにもニューヨークや今まで見てきた風景とはいい意味でも悪い意味でも異なっていたので・・・

ジャマイカンリゾートの敷地外に出れば、日本人であれば誰もが驚く風景が広がっています。
その光景を一度目にしてしまうと、今自分がいるリゾートが外国人によって作られた「天空の彼方の虚城」と思えてきます。

今日の日記ではスラム街の一部をご紹介します。

リゾートホテルはどれも高い金網で囲われており、そこを1歩出るともうそこはスラムの世界です。
この金網はパスポートのいらない「国境」です。
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優雅にジャマイカンラムを飲めて、左うちわの楽園リゾートからたった1分海岸を歩くだけで、この有様です。
彼らの敷地に入るとすぐに「一緒にタバコ吸わない?」「気持ちよくなれる薬があるよ」と声をかけられます。
「タバコ」や「気持ちよくなれる薬」とは何を指すかわかりますよね。誘拐にあってもおかしくない状況だと思いました。
私はすぐに退散です。滞在時間は2分でした。

ホテルでは地元のジャマイカ人の方と仲良くなって、彼らがどこか案内してくれるというので、地元の人がいれば安全かもしれないと思って友達と相談して、合計4人でダウンタウンに繰り出してみることにしました。
「バックパッカーの血が騒ぐ」といったところです。

ここでもびっくりな風景が広がっていました。

まずはダウンタウンに向かう途中にある観光客向けのお土産屋さんです。
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誰も観光客がいないので、やる気がないのか、おばさんたちはゲームに熱中しています。
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私の後ろにいたジャマイカ人の友人は「クスリ臭くて、歩いていられない」と言っています。
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スラム街とも言える、彼らの居住区
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こちらも早めに退散です。

そして相乗りタクシーに乗ってモンテゴ・ベイのダウンタウンに到着しました。
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キャー!!警官による誤射も多いと聞きました。
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ジャマイカ人の友人が髪を切りたいというので、床屋に付き合いました。黒人で100%占める美容院に行くことなんてもうないかなと思います。私たちから見ていると衛生状態が良くなくて、大丈夫なのかなと心配になりました。例えばカミソリは使い回しです。
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女学生たち
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市場です。
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こちらはなんだと思いますか?日用品の「お店」なんです。日本で言えば「マツキヨ」みたいなものです。略奪強盗が多いので、まるで病院の窓のように客と店員は防弾ガラスで隔てられ、客が注文して店員が奥からものをとってくるというシステムになっています。d0235123_1334571.jpg
夕方の帰宅ラッシュなので、街がとても混んでいます。道も悪いし信号もほとんどないのでまっすぐ歩くことができません。歩くのに非常に体力を消耗します。(慣れの問題だと思いますが。)

まるで左うちわのリゾートから中央アフリカのスラム街にどこでもドアで一瞬のうちに行ってしまった。そんな感覚に陥ります。
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ダウンタウン探訪記も2時間ほどで終了です。
そしてまた乗合タクシーでホテルへと戻るのでした。
絶対私達だけでは行けなかった、ダウンタウン。案内してくれたジャマイカ人の友人にはとても感謝です(^_^)

この写真を見てリゾートとの大きなギャップに皆様も驚かれたことと思います。
私はショックを受けました。

今まで北アフリカから、ヨーロッパ、アジア、中南米と様々な地をバックパッカーしてきたのですが、今までにないくらい危険を感じる場所でした。
どこの国のダウンタウンに行っても、必ず旅行者らしき人やバックパッカーの宿があるものですが、このモンテゴ・ベイのダウンタウンは全く見かけることはなく、黒人の中にアジア人の女性2人が歩いているという大変異様な光景でした。
旅行ができるほど安全な場所ではありません。

そういえば1人、ここに永住していると思われる中国人らしき年配の女性とすれ違ったのですが、お互い「えっ!?アジア人だよね??」なんて、それだけで会話が成立する状況でした(苦笑)。
それにしても彼女はなんでここに1人で住んでいるのでしょう。不思議なものです。

ところで、ここまで危険だと思わなかったジャマイカ。
ちょっと調べてみたところ、驚くべきデーターを発見しました。
こちらは国連の麻薬と犯罪防止組織(United Nations Office on Drugs and Crime)が2012年に発表したデータで、各国の国民10万人に占める殺人事件発生率を調べたものです。
List of countries by intentional homicide rate
中南米のホンデュラスがワースト1となり、殺人発生指数はなんと91.6です。そしてジャマイカはワースト6で40.9です。日本はアイスランドに次ぐベスト6となっており、指数は0.4です。ニュースを見ていると日本でも殺人事件は頻繁に起こっている気がしますが、それでもこの数値です。
となると秋田県ほどの広さしかないジャマイカでその100倍以上というのは驚異の数値であります。

さらにGDP(PPP) per capitaを調べてみました。これは国民1人当たりの国内総生産(国内で生み出された付加価値の総額)を示す指標です。通常国の豊かさを示すのに単にGDPが用いいられますが、これは各国で異なるリビングコストが反映されていません。そのため、PPP(購買力平価)を用いて計算したGDPを国民数で割り出したこの指標が用いられます。
List of countries by GDP (PPP) per capita(conducted by CIA, The World Factbook 2013.05)
これによるとジャマイカは229カ国中123位で$9,300となっています。
対して日本は38位で$36,900とその約4倍です。
さらにアメリカは14位で$50,700です。

この2つの指標で考えたことは、ニューヨークにいるジャマイカ移民についてでした。
往路のカリビアン航空で、モンテゴ・ベイに到着して拍手喝采をしていた人たちです。

彼らはニューヨークでも危険度が高く比較的所得が低いと言われているブロンクス地区やハーレム地区に身を寄せ合って住んでいて、3Kの仕事(危険、汚い、きつい)に就いているわけですが、彼らが我慢して出稼ぎに来る理由もこの指標でひと目でわかります。

故郷より安全だし、何よりもアメリカで働いたほうが圧倒的に儲かるんですね。感覚的にですが、アメリカとジャマイカの物価を比較すると大体10倍は違います。しかも母国語の英語で生活できるわけですから、それは無理してでも飛行機3時間乗ってアメリカに来た方が得なのです。
彼らにとってみればアメリカは「夢の国」なのかもしれません。

いつも街や電車の中で見かけるジャマイカや中南米から出稼ぎに来ている人たちのことを少しだけですが知ることができたし、彼らの笑顔の奥にあるものはこういうことだったのだと思いました。

ところで、前編・後編とジャマイカ旅行について綴ってきたわけですが、この天と地ほどの差をお分かりいただけたと思います。
旅行代金を払っているのだから私には「Eat, Play, Dance」の資格はあるのですが、何となくジャマイカの実情を分からず、呑気に旅して「ジャマイカを知った気分」になって、「ジャマイカって楽しくていいところ!」なんて言ってしまうのも悪いなと思うのが旅行後の感想でした。

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# by kanagourmet | 2013-06-17 02:15

「Eat, Play, Dance」のジャマイカ旅行

昨夜、4日間のジャマイカ旅行から戻ってきました!
ジャマイカはカリブ海に浮かぶ秋田県と同程度の広さの島国です。
位置関係は下記の地図の通りです。
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私は土曜日早朝友達とニューヨークを出発して、火曜日の深夜に帰宅しました。この地図にある島々は飛行機でニューヨークから3時間程度で行けるので、ニューヨーカーの週末旅行先としてとても人気です。

今回はジャマイカ旅行記を2回に分けてご紹介します。

ニューヨークのJFK空港からはカリビアンエアーの直行便でモンテゴ・ベイに行けます。
モンテゴ・ベイは首都のキングストンに次ぐ、ジャマイカの第2の都市でリゾートホテルが立ち並ぶエリアです。

JFK空港にて搭乗前です。とても眠くて、意識が朦朧としています。
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5:50amにカリビアンエアーが無事出発しました。何となくイメージとして定時発着しなさそうで、もしフライトキャンセルになったらどうしようと心配していましたが、それは取り越し苦労でした(笑)d0235123_13464282.jpg
機内には里帰りするジャマイカ人で一杯で、みんなにぎやかでした。久しぶりに母国に帰れるのが嬉しいんでしょうね!無事モンテゴ・ベイに到着した時は機内で拍手喝采が沸き起こるのでした。みんな本当に陽気(^_^)

今回のホテルはIberostar Grand Hotel Rose Hallです。
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エントランスのインテリアが最高に華美です。ここまで飾り付けるとかえってチープな印象を抱きかねないですが、それはデザイナーのセンスなのでしょう、全体的に調和性があります。
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そしてやってきました、カリビアンリゾートです!!
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カリビアンリゾート恒例のプールバーで、ジャマイカンラムを1杯♪
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海と空色のお水です。
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遊び疲れたら、ビーチでお昼寝♫
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クルージングダンシングパーティー!!
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毎日朝から晩まで「Eat, Play, Dance」でした。

海辺ではZumbaクラスも開催されています。(もちろん参加費は無料です。)
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食事は正直なところ、物凄くおいしいという訳ではないのですが、食材や食文化がアメリカに比べて豊かではないジャマイカのレベルを考えると、非常にこのホテルの食事は洗練されていると言えると思います。
ランチは海辺でBBQです。ジャマイカ名産のジャークチキンがスパイシーでとても美味しいです!
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こんなに暑ければ、確かに仕事どころじゃないかも…(笑)お昼寝タイムです。
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スタッフの人はステップ踏みながら仕事しています(笑)ダンスの国、ジャマイカですね。
Jamaican Smile♥
ホテルのスタッフの女の子。安室ちゃんみたいですね。
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ディナーは4つあるレストランの好きなことろで食べることができます。そして飲食代は全て無制限で宿泊費に込まれている(All Inclusive)という素晴らしいシステムです。
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ディナーの後は宿泊客を退屈させないために、ホテルで無料のイベントが数々開かれています。1日3~5イベントくらいでしょうか、多すぎて全部体験しきれません。
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Dancing Night at Beach
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皆楽しそうですね。私も負けじとみんなと一緒に踊ります(笑)

夢のような4日間はあっという間に過ぎていき、「Eat, Play, Dance」を、思う存分満喫するのでした。

ところで、こういったリゾートはカリビアンの国ではどこでもあり、正直なところ、ある程度の出費を覚悟すればどこの国に行っても楽しさは大差はありません。

元々海外で1人で地を這うバックパッカーである私にとっては、夢の国だけではなくてジャマイカの地元の生活も見てみたいと思うのは当然のことです。
そしてたまたま運良くホテルで知り合ったジャマイカ人に地元を案内してもらうことにしました。

続きは乞うご期待となるわけですが、私が初めて見た本当のジャマイカは今まで旅してきた北アフリカからヨーロッパ、アジア、中南米の国々の中で、最も危険で貧しく、考えさせられることが多い国でした。

4日間しかジャマイカに滞在できませんでしたが、天と地を見たジャマイカ旅行でした。

まず、バカンス編はこちらにて終了です!


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# by kanagourmet | 2013-06-13 03:14

ローアーイーストサイド散歩日記

先週に引き続き、今週はロアーイーストサイドをお散歩しまして、こちらでも非常に多くの面白いことを見つけることができました。

ローアーイーストはかつては移民が多く住んでいた地域で、各国の文化が色濃くミックスしている場所で、こここそまさに「コスモポリタンな街、ニューヨーク」らしい場所なのではないかと思います。
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ローアーイーストはとても広いので1日でコンパクトには中々観光できません。
そのためまずはOrchard StにあるVisitor Centerに立ち寄っておすすめの場所をスタッフの方に聞いてからスタートとなります。ここではタイプ別ローアーイーストの楽しみ方を色々教えてくれますし、パンフレットもとても充実しています。
お話を聞いてみてこの日の主なテーマはローアーイーストのギャラリーを散策することにしました。

テーマが決まったところでまずは腹ごしらえです。
このレストラン、私がマンハッタンで一番好きなレストランなんです!!実は最近は週1で通うほどの熱心ぶりです(笑)

Yerba Buena
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カウンターに座っているのがオーナーのカルロス氏です。このお店はキューバ系アメリカ人の友達に連れてきてもらって初めて知ったのですが、ラテンフュージョンアメリカンです。
今日食べたのはフィッシュタコスです。
めちゃくちゃ美味しい!!!(すみません、お下品な言い方ですね。でもそれくらい美味しくて感動しました。笑)
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カリっと揚げられた白身魚に中南米ならではのスパイシーなソースが添えられていて、シレントロ(パクチー)とライムが味のアクセントとなっています。ライスもよくありがちなケチャップライスではなくてきちんとフィッシュブロスで煮込んだ味がします。
そして是非カクテルも試されてみてください!
一番人気なのがPoquito Picanteです。
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ジンベースのカクテルで、きゅうりとシレントロのピュレ、そしてライムがミックスされています。ちょっと強いかもしれませんが・・・。このカクテルはハラペーニョが少し入っているので、驚くことに辛いです。珍しい味ですが、ヒットする人は癖になってしまうと思います!
ただ唯一の難点は店内がとても騒々しいということです。ラティーノのお店で静かである訳はないのですが、バーテンの方もちょっと踊りながらカクテルを作ってくれる・・・という状況です(笑)。友達とゆっくり話せる場所ではないので、いつも1人で行って、ラティーノの雰囲気を楽しんでいます。

ここのカウンターで今日のコースを考えていました。

ギャラリー中心ということで私が考えたのが下記の赤線のルートです。
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ローアーイーストはあまり有名ではないですがギャラリーがとても多いです。それがOrchard Stに集中しているので、それらをゆっくり見て、あとはこの地域の文化も見てみたいと思い、ユダヤ教のシナゴーグ(教会のようなもの)とEssex Food Marketは少々ルートから外れますが、行ってみることにしました。

まずはシナゴークを見にEldridge Stへ。
南に行き、チャイナタウンに近づくに従って街並みは中国になっていきます。一見ニューヨークではないみたいです。
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すると、突然周囲とは一線を画す教会がお目見えします。これが有名なシナゴーグです。

Museum at Eldridge Street

d0235123_12511786.jpgここは現在「美術館」となっており、ユダヤ人だけではなく移民としてニューヨークにやってきた人たちの活動を奨励するイベントやワークショップを開催されているそうです。このシナゴークは1887年に東欧より移民してきたユダヤ人たちによって建てられました。その頃の東欧といえばユダヤ人差別が激しくなってきた頃で、20世紀になってやがてそれは迫害(ホロコースト)にまで発展してしまいます。当時の状況は「アンネの日記」などの本でわかりますね。

危機を感じた多くのユダヤ人はその頃新境地であったアメリカに多く移民として流れてきました。移民たちがまずはじめに目にするアメリカはニューヨークのハドソン川に浮かぶエリス島でした。ここにはかつて移民局があり、そこで移民申請を受理されたら住み始めるのはこのローアーイーストだったと言われています。

ご参考までに・・・(^_^)
エリス島で考えるアメリカ移民史とアメリカンドリーム
テネメント・ミュージアムで考える移民史
テネメント・ミュージアムはローアーイーストを象徴する博物館です。ここは移民たちが住んでいた住居を改装し博物館としており、当時の移民たちの生活が垣間見れます。アメリカ人にとっては自分たちのルーツをたどることができるので、こういった移民系の文化史跡はとても人気があります。

話はシナゴーグに戻ります。
このシナゴーグの2階は本堂となっており、外観からは想像がつかないくらい非常に美しい建築が施されています。
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シナゴーグの方のお話によると、これはムーア式(13-16世紀にスペインを征服したイスラム教徒)を彷彿とさせるロマネスク様式とゴシック様式が混合された建築とのことです。確かにイスラム教徒のモスクにも若干似ているような気もしました。
2008年には雑誌”The New Yorker”でニューヨークのベスト建築物に選ばれたそうです。
ガイドブックにも載っていないような目立たないシナゴーグであるため、内部は私しかいませんでした。
ローアーイーストの穴場ですね。

さて、シナゴーグはこのくらいにしておいて、次からはOrchard St沿いのギャラリーツアーです。
Woodward Gallery
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d0235123_122333100.jpgDeborah Claxton, "Silent Witness"
こちらはなんと繊細に色紙を切り込んで作られた切り絵です。ビルの壁に当たる陽の光が美しく表現されています
Lucy Wilner, "Life on Earth"
この絵は自分としてインスピレーションを感じる絵でした。透明の四方形のガラスに入ったそれぞれの世界があり、1つはマンハッタンでもう1つはマンハッタンとは異なる世界です。
1羽の若い鳥がマンハッタンを羨望の眼差しで眺めており、その後ろには目を背けている鳥2羽がいます。
私なりの解釈としてはアメリカで頑張っていきたいと意気込む人の勇姿とその人の足を引っ張る村社会の仲間たちに見えてしまいました。なんだか色々同感できる部分がありました。
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ぼーっと絵画鑑賞に耽っていると奥の部屋から「ワンワン!!」と聞こえたので覗いてみると、チャイニーズ・シャーペイのワンちゃんが机の下に隠れていました(^_^)d0235123_12241585.jpg
こんなオブジェも。
額縁を破る額縁です。既存の概念を突き破る思考をオブジェで表現されているように思いました。この表現方法は面白いです!!d0235123_12244347.jpgd0235123_122578.jpg
この日は全部で7つのギャラリーを見学しました。全てが小さいのでそれぞれ10分程度で見て回れます。これらのギャラリーは全部企画展扱いであり、期間限定で作品が展示されています。ギャラリーの個性によって展示されている絵画やオブジェが全く異なるので、ギャラリーホッピングはとても楽しいです。

Essex Stに差し掛かったところで、ファッション誌の撮影現場に遭遇しました。
2人ともお人形さんみたいです。d0235123_12253725.jpg

Essex Stには有名なグローサリーストアがあります。Essex Street Marketです。
ここは20もの独立した個人商店が集まるマーケットで、ローアーイーストサイドの胃袋として機能しています。
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設立されたのは今から約70年前で、当時このあたりにひしめいていた屋台が自動車の交通渋滞の原因となったため、市長の発案により屋台を屋内の1か所に集約したのがはじまりです。近年になりスーパーマーケットの興隆のため個人商店が不人気となり、集客が非常に困難になってしまったのですが、New York City Economic Development Corporationの傘下に入ることにより経営を持ち直したそうです。現在はローアーイーストに富裕層が移り住んできたことによる効果で高価な嗜好品の取扱で成功を収めています。
こちらは北欧の燻製製品を扱うお店です。d0235123_12263820.jpg

歩き疲れたころには中華のおかゆ専門店を見つけたので、こちらに入り早めの夕食を取りました。この海鮮粥はなんと$4.5でした。だしがきいていておいしい~
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お粥でお腹が満たされた後は、チャイナタウンにある足つぼマッサージ店に行きました。
1時間のコースで途中で寝てしまうほどリラックスして、日頃の疲れを癒すのでした。

味覚、感性、更には足つぼまで刺激された、ローアーイーストでの1日でした。
おしまい(^_^)

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# by kanagourmet | 2013-06-06 07:28

ブルックリン散歩

先週の3連休の最終日はブルックリン散歩をしましていて非常に面白いルートを見つけたので日記にしました。とても長いコースなので、スニーカーを履いてお散歩されることをおすすめします。

マンハッタン(特にアッパー)に住んでいる方はなかなかブルックリンに行く機会がないのではないでしょうか。私は年に数える程でしたが、行ってみてびっくり!本当におしゃれなスポットがたくさんありました。

地図に示すと下記のような赤線のルートになり、ブルックリンのターミナル駅であるAtlantic Ave駅を起点に、四方型に回ることになります。
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さてさて、出発です。
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まずはブティックやレストランが並ぶ5th Aveからです。
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すぐ発見したのはBrooklyn Industriesです。ここは1998年にブルックリンで設立されたカジュアルウェアのお店です。
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現在ブルックリンには9店舗、マンハッタンには5店舗あり、私も常々お世話になっています。
価格帯は大体$20-200くらいで、Tシャツのようなカジュアルなスタイルから会社に着て行けるようなワンピースまで揃っています。
でも特にオススメなのはブルックリンをテーマにしたTシャツです。
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パンツに合わせて休日スタイルに最高です。デザインは頻繁に変わるので、お気に入りの柄を見つけたらすぐにゲットしましょう。お土産にも最適ですね。
この日はシックな黒のワンピースを買いました。それでも$120でお買い得でした(^_^)

この5th Aveは道沿い300m程にブティックがずらりと並んでいるのですが、いくつか特に気に入ったお店をご紹介します。
Goldy+Mac
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その名のとおり友達であるGoldyさんとMacさんのブティックで、ブルックリン内では3店舗あります。とてもセンスが良いと評判で、先日はNew York Timesでも紹介されていました。

Glow
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帽子やアクセサリーなどの小物のお店です。
お店の前ではこんな可愛い子がポーズをとってくれました。
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他に5th Ave沿いのブティックの紹介はこちらのHPをご覧下さい。
New York Times "The Other 5th Ave"

レストランもとても多くあります。このブルックリンで一番評価が高いイタリアンレストランもこの5th Aveにあります。
A di la Trattoria
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こちらへは別の日に友達と行ったのですが、評判とおり美味しかったです。特にラザニアがおすすめです!ちなみにここは予約を受け付けていないので、いつもお店の前は人だかりです。大雨の日などあまり人が来ないような日に行くのがいいのかもしれません。この写真はレストラン裏手にあるワーンバーの写真です。

素敵なインテリアのレストランがたくさんあります。
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そしてUnion Stが見えたら右折をします。

Union Stは特になにもないのですが(夜だったら外灯もまばらなので怖そうです・・・)飾らないブルックリンの風景が見られる場所です。
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10分ほど歩くとSmith Stです。
ここは5th Aveほど洗練された雰囲気ではなく、カジュアルなお店が立ち並ぶ通りです。東京で言えば5th Aveが表参道でSmith Stは裏原宿といったところでしょうか。
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Brooklyn産の雑貨を集めたお店を見つけました。
By Brooklyn
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ここはオーナーのGaiaさんがニューヨークでフードビジネスを学び(Institute of Culinary Educationに行っていたみたいです。私と一緒です!)卒業後地産地消に関するボランティアに携わり、そこからブルックリン産の食材を集めたお店を開くことになりました。
そして今では食品にかかわらず、ナチュラルコスメや雑貨まで扱っています。
まさにここにしかないお店です。

さてさて夕日が傾き始めた頃、朝からあくせく歩いていた私も疲れてしまい、このSmith Stで今日のブルックリン散歩はひとまず終了となります。

そしてまたメトロに乗ろうと思ってAtlantic Aveに行ったら、ちょうどアフリカンフェスティバルが開催されており、その面白さに疲れなんて忘れてしまうのでした。

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近くにいたアフリカ人のおばさんと一緒にサンバを踊りました。
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好奇心がとどまることない、ニューヨークライフですね(^_^;)

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# by kanagourmet | 2013-06-03 11:57