取っ組み合いの2017年

皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します!

年末年始は7連休で、久しぶりにゆっくり休むことができました。何しろ結婚が決まった10月からありえない速さで多くの物事を決めてきて即実行に移してきたため、気が付けば全く休む暇もなかったことを今更ながら思い出しました。
12月29日と30日は引越しの片付けで、平日フルタイムで働いているのと同じくらい大変でしたし、それぞれ前の家から持ってきた品々を捨てるか否かで夫婦喧嘩が頻繁に勃発し、てんやわんやでした(笑)。旦那が特に荷物(ほとんどが洋服)が多い人で、それらをピックアップして古着屋に売りに行くのを手伝い、2日間をほとんど費やしました。
家族ができると当たり前ですが自分の都合だけでは事が運びませんね!

31日は妻となってから初の大仕事ということで、おせち作りに挑戦しました!今まで母や料理教室で習ってはいたものの、1人で始めから終わりまで完成させたことはなかったので、献立から材料の買出し、料理、そして盛りつけまで全ての行程において手探り状態でした。

結局、1月1日の未明に出来上がったのがこちら!
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鶏の八幡巻き、伊達巻、数の子とササミの紅白なます、筑前煮、黒豆煮、エビの鬼殻焼きを作りました。結果としてはまだまだ修行が足りませぬという感じで、来年に向けて料理と盛りつけの腕を上げたいと思いました。
作っている横から、卵焼きにはんぺんを入れるのはどう考えてもおかしい(伊達巻は通常そうして作ります)とか、なますに数の子はミスマッチだとか、旦那がつべこべ邪魔をしてくるので、「うるさいジジイだな」と思い、そこでまた喧嘩が勃発しました。
なんだか、ここまで言い合いばかりだとどこからが喧嘩でどこからがふざけているのかが分からなくなりますね(笑)。

1日は旦那側の家族と過ごし、元旦からある義理弟のアメフト練習の関係で同じく都内にある義理弟の家にみんなで集まりました。

皆が料理を持ち寄っていて、私はおせち一式、義理両親はすき焼き一式、義理弟夫婦は海鮮類と飲み物を用意してくれて、みんなでパーティーをしました。
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ご馳走を囲みながら思ったのですが、昨年の今頃は全く知りもしなかった人達といきなり家族になって、こうして初めての知らないご家庭で新年を迎えていることがすごく不思議でした(笑)
実家以外の場所でお正月を過ごすことが初めてだったので、ご家庭ごとの流儀というかしきたりみたいなものを初めて経験しました。
お義母さんとお雑煮を一緒に作ったのですが、お餅の硬さとか具の種類から味まで実家と違っていて(もちろんどんな形でもいいのですが)、目新しいことが多かったです。

昨日のおせち作りでパワーを使い果たしてしまったのか、私は一通りの炊事が終わったあと、急に眠気に襲われてしまい、義理妹のベットで昼寝をさせてもらいました。新妻だというのになんというくつろぎ感でしょうか・・・(^_^;)
途中で旦那が見に来たらしく、私のぐーすか快眠を見て笑ったとのことでした。
「1年の計は元旦にあり」と言われますが、そんな呑気な元旦でした。

お正月休みでは旦那と2人でゆっくり話せる時間が多く、2016年の棚卸と2017年のお互いの目標設定について紙に書きながらディスカッションしました。
旦那から私について良く言われるのは「ニューヨークにいた頃のようなかなこに戻って欲しい」ということなのです。
私がニューヨークにいた時の話をする時が一番生き生きと楽しそうにしているようで、「そんな自分をあきらめないで!」といつも言われます。
なんとなく私はその時、配偶者は自分を映し出す鏡だなと思いました。

旦那と私は性格や言動が正反対な部分が多く、守備範囲も全く異なるのですが、これについて私たちはすごくポジティブに思っています。むしろ違いがあるからこそ面白いと思って結婚しました。
今年はそれぞれ影響し合い、お互いの世界を広げていけたらいいなと思いました。

ニューヨークから帰国後、結局私は自分の不安定な将来を危惧しながら婚活を続けていたわけですが、いきなりびっくりするような出会いがあって夫と知り合い、こうして家庭に落ち着きました。人生とは本当にわからないものです。
これからは家族や今までの友人関係を大事にして、まずは家庭を優先にして少し出来た余裕で自分のことも緩く頑張っていけたらいいなと思っています。

ところで1月3日は義理弟が所属するアメフトチームの応援に家族揃って東京ドームまで行ってきました。
義理弟とそのお嫁さん(彼女は私と同じ歳なので、親戚というより友達です♥)は超アスリートカップルで、2人ともスポーツでアメリカ留学をしていて、超本場仕込みです。
試合が終わったあと、義理弟を迎えにリーグに一目散に走っていく義理妹の姿はなんとも健気というか家族愛を感じさせるもので、2人の写真を見ると固い絆を感じられて、こちらまで気持ちが暖かくなるのを覚えました。

それに引き換え、私たち夫婦は毎日喧嘩ばかりで、結婚して1ヶ月も経っていないというのに私はいつも旦那の事を「うるさいジジイだな」とか色黒なので「クロマニョン人(人類の祖先で猿人、下図参照)みたいだな」と思っています(笑)。d0235123_22495037.jpg














旦那はいつも私のことを気が強くて勝気だと言います。私は男性から敬遠されてしまう要素を持ちすぎている独女だったわけですが、それでも結婚してくれた旦那にはとても感謝で、このお正月休みを通して感じたことは、この人以外とだったら自分は結婚は難しかっただろうなということでした。

夫婦の基礎は結婚してから3年で出来ると言われているようで、今年はその基礎の基礎が出来上がる時期です。
さらに今年は結婚式と新婚旅行が大きなイベントとしてあります。(どうなることやら(^_^;))
毎日クロマニョン人みたいな夫と取っ組み合いをしながらも、きちんと向き合い、しっかりとした家庭を築いていきたいなと思いました。

次回からは思い出として、2016年の婚活日記を数回に渡って公開したいと思います。
それでは今年もこちらのブログをどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m


# by kanagourmet | 2017-01-04 23:06 | 日常 | Comments(2)

2016年、幸せな結末

やっとこのブログに戻ってくるタイミングになりました!
ご無沙汰しております(^_^)
以前は急にブログを休止してしまい、読んでくださっている方から様々なコメントやメールをいただきました。色々とご心配どうもありがとうございました。私は今とても元気でハッピーに過ごしています♥

この約半年間は本当に長い長い物語があって、今でも振り返ると1クールのドラマが成立してしまうほどではないかと思います。
まずこの日記はブログを休止していた半年間のダイジェスト版になります。

あれは忘れもしない2016年初夏の日、私はとうとうプッツンしてしまいました。
詳細についてはここでは割愛させていただきますが、シンプルに書くとすると私の中には長年積み重なったたくさんのストレスが渦巻いていました。でもそういう気持ちを抱えながら生きている人は他にもいるはずで、それらに打ち勝っていかなければいけないと自分を奮い立たせていました。
しかしながら、そんな気持ちがマグマのようになって吹き出してしまうきっかけがあり、それからは坂道を転げ落ちるような転落人生となりました。
そして私はしばらく引きこもりを余儀なくされる生活となってしまったのでした。

まず前半は「人間活動をお休みしなければ」と思い、最低限の衣食住だけ確保して、家族以外完全に誰とも会わず、部屋にこもって1人で無言で生活していました。
後半になって、「さすがにこのままだとまずい」と思い、なんでこのようになってしまったのかと冷静に自分と向き合う時間にしようと思い、心理学の本などを参考にしながら自己分析などをして、ストレスの原因や、今までの反省を生かして今後どうしていけばいいのかを考えていました。
このストレスフリーな環境で自分とゆっくり対話できたことは大変有意義だったと、回復した今深く思います。

自分の思考の経緯を相当割愛しますが、自分の今までを振り返ってみてまとめたことは以下のとおりです。(オブラートに包んだ書き方で失礼します。。。)
・今まで自分の限界を顧みず無理を重ねてしまった。
・自分が今後生きていく上で、人生における各ポートフォリオのビジョンとポジショニングが不明確で、さらに中途半端である。
・これを一言でまとめると人生の選択肢が多い現代を生きる典型的未婚女性のジレンマである。
ずっと前から女子力とも言うべき、オンナマエ力を切実に向上させたくて「オンナマエ日記」なんてブログのタイトルにしたのに、全くその願いは叶わず、それどころか引きこもり生活によりデブなオバタリアンと化してしまったことは本当に皮肉な話だと思いました(涙)。

そしてこれらを踏まえて私が出した結論はひとつでした。
もしかすると読者の方には問題をすり替えていると思われるかもしれませんが、今の私に必要なものがよくわかりましたし、二度とこういう転落人生を歩まないための再発防止策を真面目に考えて実行したいと思いました。

結構客観的に思考を進めることが出来るようになってきたので、快方に向かってきたのだと思い、秋ころから普通の生活を営むことができるようになってきました。
そして「この挫折経験があったから、今幸せな自分があるんだ」と思えるような未来を作っていきたいと前向きに思えるようになったので、今が社会回復のベストタイミングなのだと自覚しました。
まさに七転び八起きです!
多くの方にご迷惑をおかけしてしまいましたが、温かく見守ってくださいまして、心からどうもありがとうございました。

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そしてお話は昨日のクリスマスイブに早送りとなります。
毎年毎年(おそらく10年程度)クリスマスイブは1人かもしくは家族や友人と飲んで過ごしていた私ですが、昨日は今までとは大きく異なっていたのでした。

私はクリスマスムードで盛り上がっている代官山のイタリアンレストランにいて、そして隣には無邪気に笑う男性が座っていました。
そして2人で「これから末永く宜しくお願いします」と乾杯をしました。

そうなんです!いきなりだったのですが、私は12月24日に結婚しました!!
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淡い期待を持ちつつも私に結婚する日が来るなんて全く思っていなかったので、今でも信じられないです。
久しく「日本版ブリジット・ジョーンズ」と呼ばれてきた私でしたが、こんな形で終止符を打つことになりました。

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前述した転落生活を経て出した結論とは、やはり私は家族を持った方がいいということでした。
このまま独りよがりの人生を惰性的に続けて行きたくなかったですし、私は1人で生きていけるほど強くはありません。
そして何よりも人生の喜怒哀楽をいつも隣にいて分け合える相手がいるのといないのとでは私の場合人生の満足度が大きく異なると思いました。

その為、今秋に回復してから超短期間ですが本気で婚活を集中的に行っていました。
実は私は「自然な」出会いを求めて、だらだらと婚活を約10年間ほど手探りで行っておりましたが願いは35歳過ぎても実る気配もありませんでした。
しかしながら数ヶ月の転落生活を経て、ストレスフリーな環境で自分を見つめ直したら心に余裕がたくさん生まれました。そして色々なことに気が付くことができ、前より少しは強くなれたことが奏功したのか、今までと全く視点と方法を変えて婚活に望んだ途端に運命の赤い糸がつながっていた人に巡り合うことができました。

旦那と出会った瞬間にお互い運命を感じてしまい、交際0日で結婚を決めてしまいました。友達曰く、「なんてヤンチャな人生なの!?」(笑)
旦那にプロポーズされた時に思ったことは、「このまま闇雲にふらふらしているよりも、『この人!』と決めて、その人と上手くやっていく方法を2人でゼロから創り上げていく方が幸せの近道なのではないか」ということでした。
旦那は私に会った時に、「人生の覚悟を決めた」とのことでした。
確かに私みたいなじゃじゃ馬を嫁にするのは、相当な覚悟が必要だと思います(笑)

そしていきなり2人でマンション探しをして11月末から2人での新生活が始まりました。
My New Life@Shinjuku
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今は慣れない兼業主婦生活ですが、料理に掃除に頑張っております(^_^)これから家のインテリアを考えて、新しく家具を買ったり模様替えをしていきたいと思っています。
旦那がとてもよく食べる人でバキュームマシーンのようなのですが、それは料理の作り甲斐があるというもの。毎日楽しんでお弁当や夕飯を作っています。
私たちは何でも言い合う関係なので喧嘩もよくするけれど、後を引かずにあっけらかんとしていられるところが特に波長が合うのだと感じます。一緒にいるときの自然な空気感が大好きです。知り合ったばかりなのに昔から仲良しだったような感じがするのがとても不思議で、やっと出会えたな、待った甲斐があったなと思いました。

1月以降の日記は自分がこの2ヶ月間程行っていた婚活&嫁活で感じたことを日記にしていきたいと思います!

ではでは最後になりますが、皆様良いお年をお迎えください。また来年もこちらのブログを宜しくお願い致します(^_^)

# by kanagourmet | 2016-12-25 12:53 | 日常 | Comments(23)

未来へのタイムカプセル

突然なのですが、しばらくこのブログを休止させていただこうと思います。

一時は自分の分身とまで思った、私にとっては思い出がいっぱい詰まっている大事なブログだったのですが、この結論に至るまでにはブログには書いていなかったけれど、色々考えさせられる出来事があり、それらを通して私はしばらく心を落ち着かせて充電期間を作ったほうが良いと思いました。

次こちらのブログを書くときにはハッピーで面白い報告が出来ることをお祈りしまして、今までこちらのブログをご覧くださいました皆様に一旦お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!

また戻ってくるまで皆様もお元気でお過ごしくださいね(^^♪)

# by kanagourmet | 2016-07-03 17:00 | 日常 | Comments(23)

深海魚日記

しばらく休日が忙しくて、ブログを放置していたらGWになっていました(笑)

今回はいつか書こうと思って自分の殻に閉じこめていた事について書きたいと思います。
今から考えると自分にとって大事なきっかけだったことには間違いないし、立ち直るまでの経緯で気がつくことがとても多かったので、感じていたことを書ける部分だけシェアする目的でブログにしてみました。

以前「心の風邪をひいた」とブログで表現をしておりましたが、1月の出来事はこのブログ始まって以来の自分にとって大きい出来事で、ひどく落ち込んでしまいました(;_;)
休日は家から一歩も出ず食事もしないでベッドでじっと寝ており、まるで深い海の底でじっと佇んでいる深海魚みたいでした。
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アメリカでも色々あったはずで(大半を忘れてしまいました)、そこでも相当メンタルトレーニングは出来ているはずだったのに、いきなりこんなにガクンと来るなんて思ってもいなかったし、実は意外とサッパリした性格だと自覚していたのにも関わらず、私はこの年になって何をやっているのかと思いました。

でもここで強調したいのは何かのせいとかそんなことを全く思っているわけではなくて、同じことが起こったとしても、「ふーん、まいっか」程度で気持ちを入れ替えられる人と私みたいに深刻になってしまう人に大別されるわけです。こんなふうになってしまうのは全て自分の捉え方と思い入れの問題なので、何も/誰のせいでもありません。

精神と肉体は密接につながっているので体調不良が現れてしまい、さらに記憶障害なのではないかと思い、仕事で迷惑をかけてしまうおそれがあったので、数日間お休みをすることにして自宅に篭って数日間、深海魚になっていました。

しかしながら普段トビウオのように元気に飛んだり泳いだりいる魚(私)が、深海魚のように何もしないでじっとしているのはやっぱり性に合わないようで、まずは会社に通うことでリハビリをして、少し慣れてきたら気分転換と色々なことをじっくり考えるために、3週間にわたって1人で3回の週末旅行に出かけていました。

ここからは週末旅行を通じて考えたことを記したいと思います。今から考えると超暗いですが、よろしければお付き合いくださいませ(^_^;)

第一弾は淡路島へ。金曜日の夜に帰宅したら、自己嫌悪のあまり辛くていてもたってもいられなくなってしまったので、急遽ですが旅することを決意しました。こんなに急に思い立って旅行するなんて初めてでしたが、こういう時は誰にも会わずに1人で思い切り悲しみに浸るのが良いのではと思いました。
まず日常から離れて何かやってみようと思うことが出来たというだけで大きな進歩です!
それで土曜の早朝に家を出て一路神戸へ。バスに乗って明石海峡を渡り、お昼過ぎには淡路島に到着です。
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ここには私が大好きな温泉旅館があるのですが、到着早々温泉に入って、瀬戸内海を眺めながらしょんぼり。

あゝ悲しいほどお天気・・・
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食事は海鮮鍋だけいただき、あとはスキップ。
この旅行では自分を反省して次につなげるべく元気を取り戻すはずだったのに、全く着手できずに終わりました。
なんということ!海の音だけ聞いてぼーっとして過ごすだけでした。
ただ気持ちのクリーンアップが出来た機会だったことは確かです。

第二弾は2泊3日で京都へ。京都駅に到着したら急に涙が止まらなくなってしまいました。旅行に来たら普通はワクワクなはずなのに、私は何をやっているのでしょう!? 
やっとホテルに着いたらどういうわけかさらにひどくなってしまったため、1日目は深海魚に後戻りしてしまい、ホテルで療養をしていました。

2日目は朝から少しきらびやかな芸術でも愛でようと思い、京都国立博物館にて琳派絵画を鑑賞しました。
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琳派は桃山時代から近代まで続いた装飾性の高い絵画の流派で、ヨーロッパのアール・ヌーヴォにも通じる造形芸術です。私は特に柔らかな作風で植物がモチーフとなっている作品が好きで、大和絵の上品さが率直に表現されているように感じました。

午後は鴨川を自転車でゆっくりサイクリングして、とても気持ちが良かったです。昔のことを色々思い出しながら自転車をこいでいました。
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そして夜は京都に住む私の大好きなお姉さんである郁子さんと夕飯を共にしました。彼女との出会いから書くととても長くなってしまうので、こちらは別日記にしたいと思います。
京都と東京で離れているし、仕事は全く正反対のことをしているし(彼女はローマと京都で活躍するオペラ歌手で私はOL)、年齢も全く違うのですが、私たちはとても合うようで、 数年経っても今でも彼女は私がまるで妹であるかのように可愛がってくれるのです!
何と言っても郁子さんのとても前向きマインドが私は大好きで、この日もオペラの仕事を通じて感じたことを伺うことで時間はあっという間に過ぎ、私は自分の話など一切できなかったのですが、いつも常套句のように郁子さんが言う「後ろを振り返って何になるの?私はひたすら前だけを見て生きているの」という言葉に後ろ向きで自己嫌悪続きだった私は何度励まされたことかと思いました。

ところでお食事は生粋の京都生まれ、京都育ちの郁子さんが大絶賛している祇園にある炭火和食の「なかむら」に行きました。
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炭火で香ばしく焼かれた素材が関西風の端麗な出汁で味付けをされていて本当に感激しました。これは東京の炭火焼とは全く種類が異なるもので、ところ変わればここまで食事も変わるのだと実感しました。

そして最終日は郁子さんと2人で宇治へ行きました。
平等院を見学し、併設の美術館では浄土教美術を鑑賞しました。
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ここでは作り上げられた仏教的理想世界と自分哲学の中にある理想を対比させながら巡ったのですが、誰でも現実逃避のために理想の中に生きたくなるものなのだと感じました。そう考えてみると1月の出来事もまさに自分の理想を追い求める上で起こった出来事で、そもそも私には有り得ないような雲を掴むようなことを追いかけていたのかもしれないと思いました。それを私は頭で分かってはいるのだけれど現実を受け止めることができていなかったのかもしれません。感情的に思い出してはやっぱり諦められなくて・・・の繰り返しでした。

それから郁子さんと私は宇治川のほとりを散歩して、すぐそばにある懐石料亭「竹林」にて京弁当をいただきました。炊き寄せは冷めていても非常に出汁の味を感じられて、見目も麗しき早春の京の味が1つの箱に凝縮されていました。
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宇治川を眺めながら、のんびりと思いついたことを2人で語っていました。
京都の老舗料亭で懐石料理の修行をするのはそれは並大抵のことではありません。10年修行してやっとの世界の中で、私たちが何気なく食べる一口の煮物はそんな職人さんたちの猛烈な努力の賜物なのだと思い、しみじみと2人で語っていました。
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宇治は歩いているだけでお茶の芳香が漂ってきます。私たちもつられてお茶屋さんをめぐりました。
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東京に帰る夜の新幹線の中で私は平等院で感じた理想郷のことをずっと考えていました。そしてさらに思ったのですが、大人になったら「叶わない方が幸せな夢」というのも残念だけれどあるのかもしれないと思いました。(これについてはまだ答えは出ていません)

次の旅行に出るまでの1週間で私は色々なことをしてみました。資料請求して話を聞きに行ってみたり、資格取得のために講座を申し込んだり、料理サロンに行ったりもしました。TOEICを久しぶりに受けてみようと思い、勉強も再開してみました。普通に記憶できるようになっていたので、完全復帰までにはあと少しだと実感しました。
そしてひょんなことなのですが、ある時久しぶりに会った友達が近況報告をしてくれました。
彼女なりに頑張っている姿を懸命に話してくれていて、その子がふと言った一言に今回自分が落ち込んでいた出来事への答えがあるような気がして、ふとしたことからポジティブな方向に動くことができました。
「やっぱり、そっか(^_^)!!」

そして第三弾の旅行は奈良へ。
通訳ガイドの勉強をしていて、いつも苦手領域と感じるのが、寺院・仏像なのです。どれも同じように見えてしまって・・・
それであれば実際の場に行って鑑賞してくれば新たな楽しさが見つかるのではないかと思いました。
梅香る古都奈良には金曜夜に到着しました。
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今回はガイドのスキルも少しづつ学んでおきたいと思い、奈良でボランティアガイドをされている方のご予定を事前予約して、2日間お世話になることにしました。

彩子さんという私の母と同世代の女性は定年退職後、奈良をガイドする資格を取得して、今はご自身の楽しみのためにボランティアでガイドをされています。色々な人との出会いが楽しいのだそうです。

2人で楽しく世間話をしながら奈良の寺院をめぐりました。のんびりと2人でバスに揺られながら楽しい時間が過ぎていきます。
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ベテランガイドさんである彩子さんには法隆寺、薬師寺、元興寺、興福寺、東大寺、春日大社を案内していただき、基本的な説明はもちろんのこと歴史のよもやま話まで面白おかしく伺うことが出来ました。さらにガイドとしての基本動作も学ぶことができ、私はこれを英語で行うことになるのですがやはり教科書で勉強しただけではわかりえない貴重な経験をさせていただきました。

悠久の奈良の都は6世紀に飛鳥寺が創建されたのを機に、政治の中心とシルクロードの起点の地として人と文化が盛んに交差しました。
しかしながら戦乱のため幾度も文化財が焼失し、その度に復興を繰り返してきました。美術にとっての戦乱とは破壊と豊穣の相反する2つの面を兼ね備えていたのだと私は理解しました。
再建時に新たな芸術家が活躍して新しい風を吹き込み、またさらなる海外の文化を取り入れて国際性を取り入れた芸術が完成します。しかしながらそれらは戦乱に巻き込まれて崩壊して、さらに以前の様式を礎にして新しい要素を取り入れた芸術が花開くという、芸術にとっては正のスパイラルが生まれていたのだと初めて気がつきました。

そして私は同時に人間も同じなのではないかと思いました。挫折等の何かの機会でゼロクリアになることがあったとしても、今までの経験を基礎にしてまた立ち直って、再び新たな自分を築いていく・・・の繰り返しなのではないかと思いました。特に自分に素直に生きることしかできない私の場合は。

奈良での最終日の夜はたまたま開催されていた「なら瑠璃絵」というイルミネーションイベントに行きました。
これは春日大社、興福寺、東大寺が夜間特別拝観を実施し、この三社間を光の道でつなぐという毎年恒例の冬の奈良のイベントだそうです。
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しんしんと冷える真冬の境内が夜色に包まれて、闇の底に点々と灯りがきらめいているようなイルミネーションを1人でじっと見つめていました。霧をはらんだような冬の夜更けの冷たい空気が頬に刺さって、痛かったのを覚えています。
万華鏡を模したプロジェクションマッピングは呼吸しているのを忘れてしまうほど、というより自分の存在を忘れてしまうほど引き込まれてしまいました。
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素敵な光の芸術に魅了され、色々モヤモヤとしていた気持ちもこの精細に放たれ透き通った青色のイルミネーションのようにクリアになり、昇華されたのだと実感しました。

奈良への旅行は苦手科目である寺院・仏像を克服するためのものだったのですが、素晴らしきガイドである彩子さんのお陰で、これらが大好きになってしまいました。そして新たな趣味として寺院巡りに興味が湧き、御朱印帳まで作成してしまいました!京都ももちろんいいのですが、私は比較的落ち着いていてコンパクトでこじんまりとしている奈良の方が自分に合うのではないかと思いました。
短い旅程ながらも自分との対話もゆっくりとして、落ち着いた環境の中で自分自身をリビルト出来たような気がしました。

まとめとなりますが、この数ヶ月は1月の出来事を通して下記の3つのことをよく考えていました。
①やっぱり私は誤解されやすいのだと思います。見た目が派手で実際とのギャップがある分、誤解されやすく、その分自分は遠回りせざるを得ない人生を送っているのだと感じました。自分が考えていることは誰にも通じていなくてGoing My Wayの手に負えない派手なワガママな人に見られてしまうのだと思います。でも第一印象は元々持っているものなので、変えられないですよね(涙)
そのため、自分をはじめから飾らないで自由に表現できて誤解されないような環境に身を置くことによって、自分をプロテクト出来るのではないかと考えました。

②自責の念を持つことはとても大事で、これはニューヨークで学んだマインドで最も大事なことといってもいいほどで、久しぶりに思い出しました。
何か自分にとってマイナスなことが起こったとしても、そもそもそういう状況を引き寄せたのは自分の責任なのでそれを何かに責任転嫁せずにきちんと反省して向き合うことが、成長するきっかけになるのだと思います。

③振り返った時にあの時の挫折があったからこそ、今の自分があると思えるような未来をこれから自分で作ることが大事だと思います。この4ヶ月間で頻繁に思い出していたことは、10数年前の就職活動の時のことでした。あの時は本当に厳しい就職氷河期の時代で、短大生だった私はまさに定職に就けるか就けないかの瀬戸際にいて、1つ大きい挫折をしてしまったことがあります。今から振り返ってみるとあの挫折がなければ私は今間違いなく新卒フリーターでした。
でもあのあと自分でどうにかサバイブして挽回したので、今の私がいるので、今となってみればあの挫折を経験して本当に良かったと思います!
今回の出来事も全く同じで、これからの頑張り次第でこの経験を無駄にしないことが次につながるのだと思いました。

う~ん(>_<)色々なことが思った通りに進まないけれど、これが人生なのかもしれません。
でも私は新しい道を踏み出せるきっかけをつかめたことは本当に良かったと思っています。
今でも考えることもあるけれど、ヘコたれることなく、現実を受け止めてこれからも自分の幸せを追求し続けていきたいと思います!!
GW初日に暗い振り返りの日記でしたが、次の日記からはまたいつもの私のあっけらかんとした日々の日記に戻ります♥
皆様、素敵なGWをお過ごしください♪

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# by kanagourmet | 2016-04-30 00:04 | 日常 | Comments(16)

幸せ♥お花見時間

27日(日)はご近所恒例メンバーで代々木公園でお花見をしました♥
場所取り担当だった私。2人には「お花畑の奥にいるよ」とメールしただけで、3人が無事に会えるというこの距離感(^_^) 最近よく3人で一緒にいるよね!
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それぞれのお手製料理も披露しながらお花見パーティー開始♪
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まりちゃんはなんと最近趣味で通っているパン教室で習ったフレンチブレッドを作ってきてくれました★
これは出来立てだからかもしれませんが、生地がしっとりとしてとても美味しかったです。さらに焼き野菜のマリネも。フレンチのお惣菜をぱぱっと作れるのが素敵です。
たかみーは実家徳島産の食材を使って、ひじきのおにぎり(これは東京で買うひじきとは全くの別物でした!)、とこぶしの煮付け、砂肝の唐揚げを作ってきてくれました。
私はというと、春らしく筍、春キャベツ、菜の花、新じゃがいものジェノベーゼパスタサラダ、金柑のコンフィチュール、鶏ハムを作りました。ジェノベーゼは市販のペーストに自作のバジルペーストを混ぜ込むことにより、冷めても味が長続きしているように思いました。金柑のコンフィチュールは冷たい白ワインに合います。今の時期だけのワインのおつまみです。
食べながらレシピの情報交換出来るのも楽しいですね♪

前置きは長くなりましたが、乾杯♥
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見上げればこんな桜が・・・
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そしてひらひらと私たちの食卓に落ちてきて、またさらに目を和ませてくれます。
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周りを見れば思い思いにお花見を楽しんでいる人たちばかりで、まさにここはみんなの幸せが詰まった空間でした。

近くにインターナショナルスクールが数校あるからか、見渡すと外国人率が高くて、ここは日本なのかな!?と思うほどでした。

何をしているのかなー??
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とても絵になります。
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踊っている女子高生たちも。なんだか懐かしくなります(*^_^*)
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まりちゃんも嬉しそう♪
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かわいいわんちゃんたちがたくさんいました。
そんなにジロジロ見ないでよ~と目で訴えられているような気も・・・(笑)
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マイケルくん♥餌をもらうことに真剣!
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柴犬を見ると昔実家で飼っていたゴン太を思い出します。
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子供たちも元気いっぱい、大はしゃぎでした。
3人で話していたけれど、子供が安心して遊べる環境って幸せと平和の象徴ですよね。
「こんなに綺麗な桜を集めたんだよ」
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(※写真掲載はご許可をいただいております)
「かなちゃんにも見せて!」
「ほらー(*^_^*)」「すごーい!」
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こんな会話を子供たちと交わす背景には「黄色の帯」とも言えるような菜の花の大群が咲き乱れていました。菜の花だってお花見の主役です!
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こうして偶然集まった人たちとまるで一体感があるようにお花見のひと時を楽しめるというのはとても幸せなことだと思いました。

ところで、いきなり生真面目な話になってしまいますが、寝っ転がって色々なことを考えていたら昔アメリカにいた頃にメンタルトレーナーの先生と話したことをふと思い出しました。

欧米人が愛でるのはバラで、よく中世の西洋絵画でもモチーフにされています。それに対し日本人は毎年のようにこの桜のシーズンを待ち焦がれ、こうして盛大にお花見をして桜を愛でます。
バラは一輪でかつ単色で華麗に咲き誇るところが欧米人の個人主義的価値観が投影されているのに対して、桜は静かに淡く咲き、大輪で咲き満ちて、ひらひらと一斉に散っていくところが日本人の集団的価値観や死生観が重ね合わされているとも言われています。

この先生との対話を通じて私は当時「そもそも考え方の根本が違うのだ」と色々合点が行かなかったことも異文化の壁として認識して、いい意味で諦めるということを学んだのでした。

これと今年の桜がこのお話とどう関係するのかと言ったら大して関係はないけれど、色々な経験があって今の自分がいて、それなりに幸せなのだと今年の桜を見て感じたのでした(*^_^*)

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# by kanagourmet | 2016-03-30 00:19 | 日常 | Comments(5)