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京都忘年会旅行 その2

深夜まで家族で晩酌しながら思い出話に花を咲かせているというのに、いつもより早く目が覚めてしまうのは旅行の高揚感のせいでしょうか。
慣れない敷ふとんでも心なしか心地よく思えてしまいます。

さて、旅行2日目は京都市街地を遠く離れて、天橋立方面に2時間ほど車を走らせます。
目的地は与謝郡伊根町です。
ここには伊根浦舟屋群として重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けている、大変珍しい舟屋があります。この地域は日本で最も美しい村連合にも登録されていて、以前から是非訪れてみたかった場所です。

一見は百聞にしかずということで、まず写真をご覧下さい。
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漁師のご自宅の1階が舟の格納庫や漁具などの物置場として使われており、2階は住居となっています。そして見ての通り海辺ぎりぎりのところに舟屋が軒を連ねています。
この漁港は干満の差が年間で50cmしかない非常に安定した良港であることから、先人たちの知恵により類稀なこの舟屋群が立ち並びました。現在は230軒あるそうです。
昔ながらの漁村を彷彿とされる光景に出会いました。
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舟屋街を歩いていると何人もの写真家たちとすれ違います。写真好きには堪らない絶景スポットがここにはあります。
伊根町唯一の酒蔵を見つけました。向井酒造です。
1754年創業で蔵裏の山からの湧き水と伊根の米でお酒を仕込んでいます。
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こちらでも試飲をさせていただきました。
特筆すべきは写真中央の古代米の日本酒です。全国でも非常に珍しい種類で、古代米(赤米)のポリフェノールからまるでロゼワインのような鮮やかなピンク色をしています。口に含んでみると甘酸っぱさと米の酸味がマッチした新感覚の日本酒であることがわかります。こちらも実家の酒蔵用に数本いただくことに。
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母が蔵元の大変気さくなお母様と話が弾んでしまって、井戸端会議に参加させていただきました。
夏であれば海に浮かぶ最高の居酒屋がオープンするようで、来た時期があと半年遅ければ・・・と後悔をしたものです。
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とにかくこの時期の日本海沿岸地域は0℃に近く、長い間外に出ているのが困難です。
その為私たちは1時間半ほどで、伊根町を後にせざるを得ませんでした。

それからまた車を走らせて、京丹後市に向かいます。
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目的は京都府で5本の指に入ると言われている懐石料亭に行くためです。

縄屋
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ご主人の美意識に忠実に従って仕立てられた店内は凛とした優雅な空間で、奥様に席を通されて一息つくと心はゆったりとしたぬくもりに満たされていくような気がします。

ランチコースを注文しました。
牡蠣の燻製 カワハギジュレ
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生牡蠣ですらあの芳醇な香りですが、さらに燻製にしてジュレ仕立てで程よい酸味が効かせています。最高の酒肴となります。

酒粕の茶碗蒸し セコ蟹餡
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セコ蟹はまさに京丹後名産です。11月6日~12月31日までの2ヶ月弱しか水揚げをしてはいけないというルールがあるため、この時期しか食せない蟹です。最大の魅力は内子と言われる卵巣で、歯ごたえがあり非常に濃厚な味をしています。これが非常に酒粕と極めてよく調和していました。

ツムブリ、ヒラスズキのお刺身
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極色彩のお刺身。野菜はお母様が育てられたものだそうです。

茶色マルハタの汁物
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飾り気はないけれど、出汁が焼き椎茸と相まって実直でホッとする味でした。

外を見ると雪が降ってきました。ピクチャーウィンドーのように大枠に窓がはまっているため、絵画を眺めているような気にもなります。
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さてコースは更に進みます。

鰆の塩焼き
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どの一品も至高の仕上がりですが、敢えてと言うならこちらが一番感動しました。
鰆は冬になると寒流の影響で脂が乗るようで、こってりとした鰆に赤酢で和えたクレソンが添えられていて、このコントラストが非常に印象に残りました。

手打ちそば
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お口直しに、自家製お蕎麦です。

土鍋炊き込みご飯
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炊きたてで湯気がモワモワと立ち上るのを見ると・・・それは「日本人に生まれて良かった!」と思う時です。
豊かなきのこの香りが存分に閉じ込められていました。

デザートはれんこん餅とあずき抹茶ソースでした。
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ねっとりとしたれんこん餅が舌に絡みつきつつも、甘苦い抹茶ソースが後を引く美味しさです。
色艶の良い朱色の漆器に抹茶の色が映えます。

えりすぐりの素材で、味、盛り付け、すべてにこだわり美を追求した縄屋のランチでは3時間も長居をしてしまいましたが、感覚としては知人のご自宅にお招きいただいたような思いで、家族の忘年会にふさわしい悠然たるひと時を過ごすことができました。

2006年の開店ですが、10年足らずで知る人ぞ知る名店になっていることからして、今後のお店の発展が大変楽しみだと思いました。
次回またお会いできることを楽しみに・・・
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by kanagourmet | 2015-01-10 19:47 | 旅行 | Comments(0)

京都忘年会旅行 その1

更新が遅れてしまいましたが、12月初旬に京都旅行に行ってきました。
毎年家族の忘年会としてレストランでディナーをしていたのですが、2014年ばかりは旅先で忘年会を開催しようということで、全員一致で京都に行くことにしました。

京都初日、あいにくの大雨に見舞われてしまいました。
張り切って寺院巡りをするはずが寒さと移動の疲れ(東京から京都まで車)もあり、スロースタートとなりました。

まずはじめににしんそばをいただいて、体を温めます。
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にしんの甘露煮を口に含みながら素材の味を引き立てる薄色仕上げの出汁をすすれば、否応無しにもここが京都であることを実感します。

軒先でうなぎの蒲焼を焼いているお店も。一般的に土用の鰻などといって夏に食べるものと思われていますが、冬から春の鰻も脂が乗って美味であるとのことです。炭火の上に落ちるうなぎの油が蒲焼のタレと絡んで何とも香ばしい香りで旅人たちを引きつけます。
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関西は商人の町で、腹を割って話をしましょうと言う意味でうなぎは腹開き。それに対し関東は武家社会で腹開きは切腹につながると言われ背開きだそうです。興味深い謂れですね。

それから、伏見稲荷に行きました。
ここはTripadvisorにて外国人が選ぶ日本で1番人気の観光名所とのことで、正直なところ日本人より外国人の方が多い気がします。
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行ってみて納得です。よくテレビ等で観る千本鳥居は圧巻で、前に立つと非常に神秘さを感じます。朱色の鳥居のトンネルは荘厳な神の国へと続く回廊のように外国人の目には映るのでしょうか。
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ちなみにこの伏見稲荷は全国にある稲荷神社の総本宮で本殿や鳥居などに塗られている朱色は、魔力・邪気に対抗する色・権威の象徴を意味し、稲荷大神さまの力・ご神徳を表す色とされています。

幸せ祈願に・・・
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12月第1週目までは京都も紅葉で色づいています。
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見ているだけでおめでたい気分になれます。私も一緒に招こうかしら・・・!?
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大輪の傘の花が咲く伏見稲荷を後にして次に向かったのは酒蔵です。

伏見は、かつて“伏水”とも書かれていたほどに、質の高い伏流水が豊富な地で「日本名水百選」にも選ばれています。山麓で湧き出た天然の良水をもとにこの地で酒造りが始まったのは今から遡ること17世紀の安土桃山時代です。江戸時代には京都と大阪を結ぶ淀川水路の玄関口となり街が発展し、伏見の日本酒が全国的に広まる所以となりました。
それから脈々と現代まで酒造りがこの地で盛んに行われています。
蔵元さんも純米酒にこだわり、独自の製法と酒蔵で唯一無二の日本酒を醸造しています。

はやる気持ちを抑えて、まずは藤岡酒造へ。
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見ての通り日本酒の瓶はワインボトルのようで、 こちらはイタリア・ベネチアのガラス工房の特注だそうでラベルは藍染に箔押しされた布という前代未聞のこだわりようです。

酒蔵に併設された試飲バーでフレッシュな日本酒をいただきます。
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驚いたのが、濁り酒でもすっと喉を通る爽快感あったことです。微発泡酒もあり外見からしてもワインを飲んでいるような錯覚にもなりかねない一品でした。
夜の家族での部屋飲み用に1本購入し、藤岡酒造をあとにしました。

そして次に向かったのは、伏見イチの人気を誇る日本酒屋さん「油長」です。
ここは伏見全蔵元のお酒を常時80種類取り揃えているところで、好みに合わせて3種類を選び、お猪口で試すことができます。(150円~)もし気に入ったお酒があり、じっくりと飲みたい場合にはグラスでも飲むことができます。
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若旦那さんの説明に耳を傾けつつ、おつまみと地酒に酔いしれてしまうのでした。

さて今宵の晩餐は京都のおばんさいをいただきたく、京都中心地から程近い木屋町に行きました。
高瀬川に沿って格式高い割烹と男性向け歓楽店が軒を連ねる様子はいささか異様な光景に見えますが、かつての花街の面影が今に息づいていると思えば合点がいきます。
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年季の入った木造の建物がひしめき合い、夜の色と溶け込んでいる空間を歩いていると不思議と旅行ならではの高揚感を覚えます。

さて、今回の目的の場所は親子3代で営まれている割烹「喜幸」です。京都にせっかく来たのであれば、季節のおばんさいを食してみたいと思っており、地元の方々で賑わうお店を探していて行き着いたのがこちらでした。
年間を通して変わらないメニューは突き出しだけであとはその日の仕入れによって毎日メニューが変わるということです。

わけぎのぬた
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鯖の桜干し(みりん干し)
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季節野菜の炊き合わせ 色を楽しみ、香を食い、あっさりした淡味を深く味わうという和食の醍醐味が三拍子揃っています。
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もともとこの喜幸は65年前に戦後の飢饉の中、高瀬川で獲れた川魚を出すお店として開店したとのことですが、川魚料理は以来変わらずこちらの看板メニューです。
唐揚げを頼んでみました。
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まるで泳いでいるかのようなプレゼンテーションです。
そして悶絶級の美味しさと呼べるかぶら蒸しです。冬の京料理の定番ですね。
蕪の旨みが非常に高い密度で凝縮されており、とろとろの吉野葛と相まって体を芯から温めてくれます。
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南蛮漬けは出す直前に和えているため、揚げたばかりのお魚は香ばしいまま、酢漬けの野菜との食感のコントラストを楽しめるのでした。
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ごちそうさまでした!!大満足でこのお店名のとおり、家族で喜んで幸せな気分に浸ることができました。
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地元の常連のお客様たちも、それぞれの料理に感銘を受けながら、舌鼓を打っていました。

親子3代でお店を切り盛りする様子を常連さんが絵画にしてプレゼントされたそうです。
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何事においても家族っていいなと思えた京都第1日目でした。

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by kanagourmet | 2015-01-03 11:09 | 旅行 | Comments(0)

謹賀新年 2015

皆様、明けましておめでとうございます。
今年の年末年始は例年に比べて長いお休みなので、旅行に出られたり、自宅でゆっくりされている方も多いのではないかと思います。

今年のお正月、私は実家に戻り母と一緒におせち料理を作りました。実家のお庭になっている柚子を取ってお雑煮を作ったり、煮しめを作ったりして、母主催の料理教室に参加しているようでした。
こうした昔から伝わる日本の伝統の味を覚えて、きちんと自分で表現していけるようになりたいと思いました。
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そして両親と一緒に過ごせるお正月もいつまでなのかしら・・・と今までは考えもしなかったことまで考えてしまい、年月の移ろいを感じてしまいました。
ところで、今年の私の初心は「勇猛邁進」です。字のごとく、突き進めー!ということです。
何に突き進むかと言ったら、それは言うまでもなく婚活です。

二の足を踏んでいる場合ではなくて、自分がやりたいと心に決めたことには実直に頑張っていきたいと思います。
やりたいことは一見すると無理なこともあるかもしれないけれど、やり方を工夫したり努力の方向性を今までと少し変えてみたら、意外とすんなりと上手くいくかもしれないですよね!

初夢は婚活の夢でも観るかしらと思って期待していたのですが(笑)、全くそうではなくて、自分の原点となった高校3年生の時の出来事が夢になって出てきました。ずっと考えてもいなかったことなのに潜在意識には残っていたようです。実家に帰っていたから思い出したのでしょうか。
あの時の出会いがあったから私の今があるのだと思っているので、思い出を胸にまた今年1年頑張っていきたいと思いました。

1月は中高時代のメンバーやニューヨークの友達たちとの新年会があるので、今からとても楽しみです(^_^)
今年も皆様どうぞ宜しくお願い致します!!

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by kanagourmet | 2015-01-02 21:34 | 日常 | Comments(0)