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7年後の真実

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今日ふと思い出したのですが、ニューヨークに上陸してからちょうど7年でした。
月日が経つのは本当に早いと2010年4月に撮影した写真を眺めながらしみじみと思いました。

あの時私は念願の海外勤務が決まって、夢と希望にいっぱいでした(^_^;)恥d0235123_21412704.jpg
そんな時もあったなと、この7年間を振り返って自分が希望していた通りになったこととそうでなかったことを振り返っていました。
言うまでもないことだけれど、前者より後者のほうが圧倒的に多いわけで、私は自分が要領が悪くてさらに人に勘違いされやすいタイプであることが災いして、しなくてもいい苦労までしてしまったなと思うこともありました。
先日ブログの読者さんから「このブログを読んでいて自分と重ね合わせて涙が出てきました」なんてコメントをもらったとき、我ながらそんなこともあったか・・・と過去の出来事を振り返りました。
3年半にわたるニューヨーク生活を終えるとき私が思ったことは、「やっぱり海外に数年いただけでは、頑張ってもその土地に馴染むのはかなり難しいわ、私はやっぱり純日本人だし!ニューヨークでの経験は人生の中で『ひと夏の経験』としておこう」ということでした。

d0235123_21414714.jpgれど日本に帰国して思ったことは、自分が周りから超浮いているということでした。
国内営業の仕事に配属されたということもありましたが、「ニューヨーカー」とか「映画のSex and the Cityの世界から来た人」みたいに思われてしまい、自分もどうしていいかわからなくて人生迷子になってしまいました。
よく夜や週末にニューヨーク時代の友達に会って、この浦島太郎状態をどうしたらいいかと皆で話し合ったものです(^_^;)
帰国子女とか大学がアメリカだったという人はこういう状態に慣れているかと思いますが、20代で初めて一人で海外に出た人は、現地に慣れるのも大変な上、日本に帰国してからも周りとの同調に時間がかかってしまう傾向にあると思いました。
私の周りの友達の90%以上浦島太郎状態を実感していたと思います。

解決策は人それぞれで、帰国してすぐに日本企業に勤務していた人は外資系企業や超スタートアップに転職したり、これをきっかけに起業したりする人もいたし、また社内でチャンスを掴んで他国に駐在する人もいました。大体知り合いの70%くらいの人がこれらの選択をしていたと思います。

「喉元をすぎれば熱さを忘れる」とよく言われますが、私の場合は喉に大きな激熱のたこ焼きが引っかかって中々取り出せないような状況が長引きました。d0235123_21544365.jpg
早く日本に馴染みたいと真剣に思いつつも思うように行かなくて、そんな出来事が積もり積もって私が2016年にメンタルになってしまったのは必然の結果だったと今では思います。(メンタルになった直接的な理由は他にあるのですが)
そしてさらに独身で帰国した妙齢女性に対しても、日本社会の厳しい目のようなものがあるように感じました。エイジレスな街で生きてしまったツケが回ってきたと言えばそれまでですが、仕事をしに数年間日本を離れて帰国したら「イタイ人」みたいな見方もあるんだと思いました。

時々コメントでいただくのですが、どうやって私は帰国後の浦島太郎状態を克服したのかということなのですが、それは「生涯浦島太郎であることを受け入れた」ということになります。
帰国後に多くの出来事を通して実感したことはこういった基本的な日本人の言動から外れている部分は自分の個性としてプライベートで(もちろんこのブログでも(^_^))発揮しようと思いました。直そうと思ってもニューヨークで受けた刺激というのは自分の人生にとって有益すぎるほどのものだったので、それを渡航前の自分に戻すことは不可能です。
そのためそういった個性を発揮できる場所を見つけて、アメリカンスイッチオンの時とオフの時をきっちり分けようと思いました。(これは当たり前のことなのですが、本当の意味で実行することは結構ハードルが高いです!)
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先日は私がニューヨークで働いていた会社でお祝いごとがあったので、久し振りに宴席でお世話になった皆さんにお会いできる機会がありました。懐かしい面々ばかりで、色々な思い出が浮かんできて、2時間の集まりがあっと言う間でした(^_^)おめでとうございます&とても嬉しかったです♪
さらに今は私が既婚となりなかなかニューヨークの友人たちとも夜遅くまで遊んでいられる状況にはないのですが、久し振りにみんなと銀座で再会できる機会もあり、近況報告&恋バナ会(今の私にとっては死語。笑)に参加しました♥

最近「帰国後の人生の波」というのを感じます。帰国後すぐに転職や起業等で人生のハンドルを切る人が多いのですが、それと同じくらいの人数で3年後にまた転機が訪れ人生が変わるということです。数人の友達が長年勤めていた会社を帰国後3年ほどで辞めたり、結婚、転勤等々で動きがありました。
銀座から帰路につくまで、帰国してからの迷走人生を思い出し、私はやっと長いトンネルを抜けられたと思いました。
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by kanagourmet | 2017-04-02 22:17 | コラム | Comments(2)